陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校に新練習ヘリコプター導入、まずは1機

陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校に新練習ヘリコプター導入、まずは1機

陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校に新練習ヘリコプター導入、まずは1機

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 陸上自衛隊明野駐屯地・航空学校(伊勢市小俣町)に2月28日、新練習ヘリコプター(TH-480B)1機が仲間入りした。駐屯地司令始め隊員約300人を前に航空機導入セレモニーが開催された。

興味深く新しい機体を観察する陸上自衛隊明野駐屯地隊員たち

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 エンストロム社(米)製の同機は、現行練習機OH-6Dの後継機として新たに導入されるヘリコプター、世界31カ国で採用実績を持つ(自衛隊への導入は初めて)。主回転翼直径約9.8メートル、全長約9.2メートル、全高約3.0メートル、装備品重量1,361キログラム、420馬力のロールス・ロイス社(英)製エンジンを搭載、最大速度約230キロ、最大航続距離約660キロ。価格は約2億円。

 同機は1年間、同校の飛行実験隊で検証を行い、パイロット、整備士の養成のためのマニュアル作りなどを行う。防衛省の予算計画に基づくと2013(平成25)年度までに同校に10機、北宇都宮駐屯地・宇都宮校(栃木県宇都宮市)に20機、合計30機が導入される予定。

 セレモニーは、前日に宇都宮校から約3時間かけ飛行してきたパイロット・入船洋通さんへの花束贈呈、航空機受領報告、安全祈願、航空学校長兼明野駐屯地司令の福盛裕一さんの訓示がありその後、同機を囲み説明会が開かれた。隊員たちはピカピカの機体に興味深く各所の構造などを手で触れながら、談笑した。

 福盛さんは「陸上自衛隊にはなかったブルーの機体で、明野がにぎやかになった。みんなで歓迎しよう。平成25年に明野のエプロン(飛行場)にさっそうと10機が並ぶことが今から待ち遠しい」と話した。

 同機を操縦してきた入船さんは「操縦した率直な感想は、視界が広く、とても操縦しやすい。横風にも強く、長時間飛行に向いている。これから詳しく検証していきたい」と感想を漏らした。

 同機は、自衛隊航空機の落札方式としては初めて、総合評価落札方式をとった。総合評価落札方式とは、機体本体の価格だけではなく、各種の機能、性能、維持経費などを含め、国にとって最も有利な提案を行った者を落札者とする方式。

 機体検査などを行った後、来月中旬ごろから飛行を開始する。

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