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志摩スペイン村にメガソーラー発電所建設-近鉄が遊休地活用

志摩スペイン村にメガソーラー発電所建設-近鉄が遊休地活用

志摩スペイン村にメガソーラー発電所建設-近鉄が遊休地活用

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 近畿日本鉄道(大阪市天王寺区)は11月29日、志摩市のテーマパーク「志摩スペイン村 パルケエスパーニャ」(磯部町)に同社保有の遊休地を活用しメガソーラー(大規模太陽光)発電所を建設すると発表した。

仮称「近鉄志摩スペイン村ソーラー発電所」建設予定地

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 発表では、仮称「近鉄志摩スペイン村ソーラー発電所」として同パーク総面積113ヘクタール(パーク=34ヘクタール、ホテル・温泉=8ヘクタール)のうちの約6ヘクタールの土地に発電容量約2メガワット(一般家庭560世帯相当)のソーラーパネルを設置し、年間8,000万円(年間の日照時間を1000時間として計算)の売り上げを見込む。2013年3月着工、同年9月発電開始を予定。総工費は約6億円。発電所の建設・運営は、中部電力(名古屋市)グループのシーエナジー(同)が行う。

 同パークは、国の総合保養地域整備法(リゾート法、1987年施行)の全国第1号の承認を受けた県の国際リゾート「三重サンベルトゾーン」構想の中核施設として1994年4月22日に開業。同地は当初、同パークに隣接する居住エリア「レジデンシャルゾーン」として計画していたが、バブル経済の崩壊、景気悪化などを理由に計画を凍結していた。開業から現在までの累計入場者数(パーク、ホテル、温泉の各施設合計)3732万9500人(2012年10月末現在、同パーク調べ)。

 同社は同日、伊賀市ゆめが丘の約23ヘクタールの遊休地に発電容量約15メガワット(一般家庭4200世帯相当)の仮称「近鉄ゆめが丘ソーラー発電所」(着工予定=2013年4月、発電開始予定=2014年9月、総工費=約45億円)の建設計画も併せて発表した。

 同社は、再生可能エネルギーの普及・拡大を目的に今年7月1日から始まった「再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度」を活用し、発電した電気を全て中部電力に売電する。「電力不足の解消、再生可能エネルギーの普及促進への貢献と伊勢志摩地域の活性化」を目指す。

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