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日本初か?ボイルした伊勢エビの常温保存-鳥羽の水産会社が開発

日本初か?ボイルした伊勢エビの常温保存-鳥羽の水産会社が開発。料理はソースをつけてオーブンで焼くだけ

日本初か?ボイルした伊勢エビの常温保存-鳥羽の水産会社が開発。料理はソースをつけてオーブンで焼くだけ

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 カルピス入りのつくだ煮などのオリジナル水産食品を製造販売する鳥羽の「松村水産」(鳥羽市畔蛸町)が6月から、ボイルした伊勢エビを常温保存した商品「奉祝 伊勢海老」の販売を始める。

日本初?ボイルした伊勢エビの常温保存

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 1971(昭和46)年創業、伊勢志摩の新鮮な魚介類を販売するほか、土産物店「鳥羽海鮮市場 海の駅 黒潮」パールロード店(浦村町)、相差(おうさつ)店(畔蛸町)や和食店「黒潮ダイニング 花」(伊勢市御薗町)などを展開する。4年前から加工食品の製造販売にも力を入れ、「カルピス入りつくだ煮」がヒット商品となり、多くのメディアでも取り上げられた。

 新商品は、330グラム前後の伊勢エビを尾鷲の海洋深層水だけでボイルしたものを半分に切り、ペットボトルと同じ素材の袋に真空パックし加熱殺菌。オリジナル手作りのウニクリームソースとアオサクリームソースの2種類を付け桐箱に入れた。4月20日には伊勢神宮外宮へ奉納を行い、完成を祝った。

 同社の松村原宏総括部長は「完成まで長かった。試作に伊勢エビを100キロ以上は使ったかも(笑)。ボイルして長時間保存しても伊勢エビの身が崩れないこと。プリプリ感を出すことなどおいしく食べていただけるようにこだわった。常温保存できる伊勢エビは今のところ調べても見つからないから日本初かも」と話す。

 「伊勢エビを袋に詰めると堅いとげが袋を突き破り漏れてしまうため、大きなとげについてはハサミで切り取る手間も惜しまない」と松村さん。「お客さまから、伊勢エビの生を贈っても相手先に料理をするのが大変だろうと購入を断念する人が多く、その問題を解消できないかと味と食感を損ねず仕上げることだけに注力した」という。

 価格は8,400円。

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