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志摩スペイン村でパエリアコンクール-東京や大阪などから34チーム

志摩スペイン村でパエリアコンクール-東京や大阪などから34チーム

志摩スペイン村でパエリアコンクール-東京や大阪などから34チーム

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 志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町)で11月30日、スペインの郷土料理「パエリア」を作る料理大会「パエリアコンクールin志摩」が開催された。主催は、同市観光協会、同市国際交流協会、志摩スペイン村などで組織する同実行委員会(事務局=同観光協会内)。

昨年の優勝チーム「アリスターズ」はダイヤ柄のタイツで「不思議の国のアリス」姿で

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 今年で16回を数えた同コンクールは、伊勢志摩の冬の味覚・高級食材で「三重ブランド」認定のカキ「的矢かき」をメーン食材に、志摩産の「ムール貝」や「ヒオウギ貝」などを使用して行われる料理コンクール。

 4人までのチームで参加し、制限時間90分以内にあらかじめ準備された食材と調理器具を使い、まきと炭で火加減を調整しながら10人分のパエリアを調理し競い合う。味、色、盛り付けとソカレット(socarrat=お焦げ)の総合評価で勝敗を決定する。パエリアは、スペイン・バレンシア地方の郷土料理で、丸い浅い平底のフライパン(パエリア鍋)で調理する米料理。

 この日は雲ひとつない快晴で、滋賀や大阪、東京などから34チーム132人(昨年は31チーム123人)が、同パーク内マヨール広場に集結した。毎年参加チームは、手作りの衣装や「被り物」姿で大会を盛り上げる。今年もサンタやトナカイ、サルの着ぐるみ、伊賀のお色気忍者チームも。特別賞のLA MEJOR INDUMENTARIAベストドレッサー賞には、「不思議の国のアリス」をイメージした女性4人組「アリスターズ」(伊勢市)が、全参加チームからの人気投票で選ばれた。

 優勝は、小学校給食を10年以上作り続けているという女性4人組「見鯛、食べ鯛、喋り隊」(松阪市)。代表者の栗須陽子さんは「今年で4回目の参加。昨年は準優勝だったので今年は優勝を!と思って参加したが、まさか本当にもらえるとは」と驚いた様子で喜びを言葉にした。準優勝には、初出場ながら志摩の郷土料理を研究し伝承しようと活動する「志摩いそぶえ会」(志摩市)が輝いた。

 同パーク総料理長の田岡和人さんは「出来上がりの見た目の華やかさは年々レベルが上がり、素晴らしい。勝敗は、役割分担、時間配分などを考えたチームワークと、やはり、毎年の苦戦しているがまきと炭による火加減と蒸らし」と総括。「来年、志摩スペイン村は20周年を迎えるのでさらに磨きをかけて挑戦して欲しい」と話す。

 そのほかの受賞チームは以下の通り。3位「ちゃらんプラン」(伊勢市)、志摩市長賞「アラサー娘」(多気町)、志摩市観光協会長賞「うえぼ!うえぼ!うえぼ!(Hvevo!Hvevo!Hvevo!」(大阪市)、志摩市国際交流協会長賞「恋は水色」(志摩市)、志摩スペイン村賞「伊勢志摩経済新聞スペイン料理研究会」(志摩市)、お焦げ(EL MEJOR SOCARRAT)賞「白虎(びゃっこ)」(菰野町)。

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