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バーチャル「賢島大学」始動-英虞湾に浮かぶ無人島を調査
(2007年06月04日)
「伊勢志摩元気プロジェクト」の一環で、広域通信制高校の「代々木高校」(志摩市阿児町神明)などが中心となって伊勢志摩地域に住む有志らで作るバーチャルコミュニティー大学「賢島大学」が始動した。メンバー12人が6月3日、英虞湾に浮かぶ無人島=多徳島に上陸し、島内を調査した。
「賢島大学」は、伊勢志摩の歴史、文化、産業など様々な分野の資源を発掘し、大学教授をはじめ多くの人の力を借りながら、その資源を整理、調査研究し、その活動と成果を広く発信をしながら後世に残していくことを目的に、今年に入ってmixiなどのSNSを利用しながら情報交換を行っていた。今回は実地調査を兼ねての活動となる。
今回上陸した多徳島は、賢島港から約500メートルの地にあり、約4万平方メートル、周囲約1.5キロ。1893年に御木本幸吉が英虞湾での本格的な真珠養殖のために借り受け、養殖場を開設、同時に御木本家族ほか従業員も移住していた島で現在は無人島。1905年に約85万個のアコヤ貝の中から5個の真円真珠が生まれた地でもある。その後、国立真珠研究所が開設され、真珠養殖の研究が行われ、閉鎖後、1959年から朝日新聞厚生文化事業団主催の「アサヒキャンプ」の施設として31年間延べ約10万人のキャンパーを迎え入れていた。
今回は、アサヒキャンプ開催時、運営に携わっていたリーダーら32人と一緒に当時の説明を聞きながらの調査となった。島内は荒廃して、アサヒキャンプOBらからは再生を望む声も上がっていた。
代々木高校の一色真司校長は「真円真珠100周年にあたる年に、御木本幸吉が真珠ビジネス成功を夢抱いて投資し、開設した真珠養殖場の地に、自らの足を下ろしてみて感慨ひとしおだった。まさに日本のベンチャービジネスの成功例が培われた地だと再認識した。自分たちも含めその事実を多くの人に知らしめるために『賢島大学』が位置づけられれば、多くの人に参加してもらえるのでは」と話している。
伊勢志摩元気プロジェクトmixi内「賢島大学」コミュニティー
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