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台風で吹き飛ばされないか心配だった志摩のバリ料理店、伊勢に移転

台風で吹き飛ばされないか心配だった志摩のバリ料理店、伊勢に移転

台風で吹き飛ばされないか心配だった志摩のバリ料理店、伊勢に移転

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 2012年5月に志摩のサーフスポット国府浜(こうのはま)の海の前にオープンしたインドネシア料理店「Bali House(バリハウス)」(TEL 080-4303-0354)が伊勢市二見町の国道42号線沿いに移転して半年が過ぎた。台風の度に吹き飛ばされそうだった店舗は一転、しっかりとした店構えになった。

台風で吹き飛ばされるか心配だった志摩の「Bali House」(2012年撮影)

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 オーナーシェフのリアンさんはバリ島出身で現役サーファー。NSA(日本サーフィン連盟)主催のサーフィン全国大会で三重県代表に選ばれるほどの腕前。日本語もペラペラだ。サーファーや地元の人に愛され約2年間、国府浜で営業後、伊勢市の夫婦(めおと)岩で有名な二見町の国道沿いの店舗を居抜きで借り、新店舗で営業を再開。改装工事などは仲間が手伝った。カウンターの椅子は以前和食店だったであろう雰囲気を醸し出すが、店内は手作りながらにバリの雰囲気を取り込んだ。

 リアンさんは「国府浜にオープンした時の店舗は、駐車場の小さなスペースを借りて手作りした店だった。海に流れ着いた流木も『建築資材』になった…。今思うと辛うじて屋根があるだけの店で、台風が来る度に(店舗が)吹き飛ばされていないか心配だった」と当時を振り返る。

 人気メニューは、インドネシアの焼き飯風「ナシゴレン」と焼きそば風「ミーゴレン」(以上600円)。土曜・日曜限定のランチには、それぞれに「ルンピア(春巻き)」「アヤムゴレン(空揚げ)」「ガドガド(温サラダ)」「バクソースープ(肉団子入りスープ)」が付く「バリランチ」(各850円)を提供する。

 そのほか、「オポールアヤム(チキンとココナツのスパイシーカレー)」(600円)、「バクリーゴレン(ピリ辛肉団子)」(350円)、「ウダンプダス(エビのピリ辛炒め)」(500円)、「ダダルジャグン(コーンのフライ)」(250円)などメニューも豊富になった。

 リアンさんは「土曜・日曜は昼と夜、平日は夜だけの営業なので、まだまだ認知されていないが、それでも少しずつお客さまが口コミで店を宣伝してくれるのでうれしい。新しい店舗になったら、朝、店舗が無くなっていないか心配しなくてもよくなった」と笑顔で話す。

 営業時間は18時~23時30分。ランチ営業は土曜・日曜限定で11時30分~14時。火曜定休。

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