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「全国町並みゼミ」−全国から伊勢に780人が参加
(2007年09月18日)
「第30回全国町並みゼミ伊勢大会」が9月14日〜16日、伊勢市内各地で開催され、全国で町並み保全活動を行っている団体メンバーなど約780人が集まり議論を重ね、最終日に「伊勢大会宣言」を読み上げ閉幕した。主催は、全国の町並みの保全活動の支援などを行うNPO法人全国町並み保全連盟(東京都港区)と同実行委員会。
同連盟は1974年「郷土の町並み保存と、より良い生活環境づくり」をモットーに「有松まちづくりの会」(愛知県)、「今井町を保存する会」(奈良県)、「妻籠を愛する会」(長野県)の3地域のNPOが「町並み保存連盟」を結成したのがきっかけで、それから4年後の1978年に第1回「全国町並みゼミ」を開催してから今回で30回目。三重県での開催は第10回の松阪大会から2回目。団体会員は全国に約60団体、個人会員約500人で、毎年全国で開催される「全国町並みゼミ」の開催や、伝統的な町並みの保存・活用や歴史を生かした町づくりに取り組む運動の支援などを主な事業としている。
1日目は伊勢神宮の河合真如さんの基調講演「式年遷宮と伊勢のまち」を行い、その後各地からの報告発表、懇親会などが開催された。2日目は9つの分科会に分かれ、二見浦賓日館(ひんじつかん)や伊勢河崎商人館、五十鈴塾右王舎など歴史的建造物・町並み保全がなされた場所で討論会が行われた。最終日には「町並みゼミが伝えていくものは何か」をテーマにパネルディスカッションが行われ、江戸川大学の木原啓吉教授による総括の後、「伊勢大会宣言」が採択された。
2日目の分科会「ものづくりとまちづくり」では、「有松しぼり」「常滑焼き」「松阪もめん」「伊勢春慶」に携わる代表者が現状と今後の活動を説明、伝統工芸の継承には「産業」として地域に成立させることの必要性。そのための人材育成、付加価値を高めた商品開発、時代にあった新たな生活提案などを挙げた。
最終日には、「第30回全国町並みゼミ伊勢大会」参加者一同の決議として、重要伝統的建造物が多く残る福山市鞆(とも)地域の町並みの保存運動を行政に要求しているにもかかわらず「鞆湾埋立架橋計画」を進めようと対立していることを受け、「鞆における埋立架橋計画中止を求める決議」として保存活動を推進している「鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会」を支援する内容の決議文を呉高専の八木雅夫教授が読み上げた。
その後、「20年に1度の式年遷宮の思想からくり返し初心に戻りつづけることの意義と、有形の建造物群だけでなく、無形の技術や伝統的な仕組みも含めた総体としての町並みを再発見し継承していく必要性を認識し、連盟と町並みゼミの活動についても原点に戻り、次の10年に向けて決意を新たにすることを宣言する」とNPO法人二見浦・賓日館の会の大倉美希さんが「伊勢大会宣言」で締めくくった。
最後に高橋徹実行委員長から次回開催地の「愛媛県西予市」地域ネット研究会の大氣博志実行委員長に大会旗を引き継がれ閉幕した。
全国町並み保存連盟伊勢河崎商人館鞆の世界遺産実現と活力あるまちづくりをめざす住民の会
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