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伊勢市と鳥羽市・答志島で「海ごみサミット」

伊勢市と鳥羽市の答志島で3日間「第14回海ごみサミット2016三重会議」

伊勢市と鳥羽市の答志島で3日間「第14回海ごみサミット2016三重会議」

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 伊勢市観光文化会館(伊勢市岩渕)と伊勢湾に浮かぶ答志島(鳥羽市答志町)で10月28日~30日、「第14回海ごみサミット2016三重会議」が開催された。主催は、「JEAN(ジーン=Japan Environmental Action Network)」(東京都国分寺市)と三重県。

【その他の画像】「第14回海ごみサミット2016三重会議」

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 ジーンは、国内の海洋漂流ごみ、海岸漂着ごみなどの問題についてさまざまな提言を行い、各地で活動するビーチクリーンアップのサポートなどを行っている。

 同会議は、国や自治体などの行政関係者、NGO、NPO、民間事業者、研究者、住民、海外からのゲストが一堂に集まり、海洋ごみ問題についての情報共有、対策推進を目的に年1回開催地を変えながら、全国規模で行っている。三重県での開催は2008 年の鳥羽会議に次いで2 回目。

 同会議には米国、中国、韓国、台湾、カナダなどからも参加、「生物多様性と海洋ごみ」「プラスチックごみの海洋への流出防止」「北太平洋地域の連携」の3 つのテーマについて議論を重ね、特にマイクロプラスチックについて取り上げ、問題意識を高め、プラスチック製品の大量生産・消費・廃棄の社会的構造を資源循環型に転換するために国に働きかけを行っていくと「鳥羽アピール」にまとめた。

 3日間参加した三重県議会議員の中村欣一郎さんは「奈佐の浜のごみ問題も特別だが世界にはもっと特別な問題がありさまざまな活動団体があるのだと驚いた。どの団体も誰かを非難糾弾するわけではなく、感情的にならずに前向きに取り組んでいること。お金を払い1日費やしてゴミ拾いに来ている人が一番幸せだという不思議。『鳥羽まちなみ水族館』の技術も世界レベルだと自信がついた」と話す。

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