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志摩の安乗神社、新お守り「いい波に乗れるように」 サーフィンに漁業にビジネスに

志摩の安乗神社、新お守り「いい波に乗れるように」 サーフィンに漁業にビジネスに

志摩の安乗神社、新お守り「いい波に乗れるように」 サーフィンに漁業にビジネスに

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 全国15ある登れる灯台の一つ「安乗(あのり)灯台」がある安乗岬の安乗神社(志摩市阿児町、TEL 0599-47-3423)が11月3日、新しいお守り「波乗守」の授与を開始した。

【その他の画像】安乗神社の波乗守

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 織田信長や豊臣秀吉に仕え水軍として活躍した九鬼嘉隆が1592年の文禄の役出兵の際に、鳥羽城から志摩沖に入ったところで急に風がなくなり船が止まってしまった。風待ちを兼ねて同地の八幡宮(同神社)に海上安全と戦の勝利を祈願したところ、風向きが変わり追い風となり無事に出港することができた。朝鮮での合戦に勝利し同年8月15日、お礼参りに訪れた。それまで「畔乗・阿苔(あのり)」と表記していた地名を、「安」全に船に「乗」ることができたからと「安乗」に変えさせたのも嘉隆だといわれている。また、1854(嘉永7)年の安政東海地震に大津波の被害を最小限に抑えたとも伝えられている。

 同神社禰宜(ねぎ)の片山崇(たかし)さんは「昨年7月に自転車の走行安全を祈願した『交通安全守』を新しく追加したところ、口コミなどから関西や関東から自転車に乗ってお守りを受けに来る人が増えた」と話す。

 白の麻袋で作った新しいお守りは、表に「サメ」と「波」をデザインし、裏に「波乗守」「安乗神社」の文字を刺しゅうした。

 「今回の『波乗守』は近くに国府浜(こうのはま)や市後浜(いちごはま)などサーフスポットがあることからサーファーがいい波に恵まれ事故のないように、漁業者が安全な航海で大漁になるように、ビジネスが順調良く進むように。『人生の荒波を安全に乗り越え、開運の波に乗れますうように』とご祈祷(きとう)させていただいた」と片山さん。

 初穂料は1体1,000円。

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