見る・遊ぶ

ホタル舞う伊勢神宮で「月次祭」 黒田清子神宮祭主、五穀豊穣祈る

ホタル舞う伊勢神宮で「月次祭」 黒田清子神宮祭主、五穀豊穣祈る

ホタル舞う伊勢神宮で「月次祭」 黒田清子神宮祭主、五穀豊穣祈る

  • 41

  •  

 伊勢神宮125社で6月15日から、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る「月次祭(つきなみさい)」が執り行われている。25日まで。

【その他の画像】伊勢神宮月次祭

[広告]

 毎年6月と12月の「月次祭」と10月の「神嘗祭(かんなめさい)」を合わせて「三節祭(さんせつさい)」とよぶ。伊勢神宮の年間1500以上の祭典の中で最も重要な祭典と位置付けている。

 月次祭は、外宮(げくう)で15日の22時「由貴夕大御饌(ゆきのゆうべのおおみけ)」と16日の2時「由貴朝大御饌(ゆきのあしたのおおみけ)」の2回、アワビやタイなど豪華な食事を奉納する。16日12時には皇室より送られた布などを奉納する「奉幣(ほうへい)」が執り行われる。

 内宮(ないくう)でも同様に16日の22時と17日の2時の2回の「由貴大御饌祭」、17日12時「奉幣」が繰り返される。同25日までの期間に伊勢神宮125社で同様の祭典が行われ、五穀豊穣、国家繁栄、国民の幸福、世界平和への祈りが1500年以上毎年欠かさず続けられている。

 梅雨と重なる6月の月次祭は雨や曇りの日が多い。15日の外宮の由貴夕大御饌では雨が降り、黒田清子神宮祭主を先頭にした神職らの参進風景は傘を差しながらのものだった。一方、16日の内宮の由貴夕大御饌では晴天となり、流れる雲に星空が美しく、神域内は幻想的な雰囲気に包まれた。

 奉拝者によると、内宮の由貴夕大御饌での参進の際、1匹のホタルが現れ黒田祭主をほんのり照らしながら、目元まで接近して急上昇し、そのまま一行を先導するように上空を飛び続けたという。黒田祭主が退下(たいげ)する際にも1匹のホタルがどこからともなく現れ、黒田祭主の上空を2度回った。

伊勢志摩経済新聞VOTE

現在お住まいはどちらですか?

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース