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伊勢・猿田彦神社でみこが破魔矢の奉製作業 新年の準備「清め砂」も新しく

伊勢・猿田彦神社でみこが破魔矢の奉製作業 新年の準備「清め砂」も新しく

伊勢・猿田彦神社でみこが破魔矢の奉製作業 新年の準備「清め砂」も新しく

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 猿田彦神社(伊勢市宇治浦田、TEL 0596-22-2554)で現在、みこたちが破魔矢に絵馬などを取り付ける奉製作業が行われている。

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 猿田彦大神(サルタヒコオオカミ)と大田命(オオタノミコト)を祭る同神社。境内社に日本神話「岩屋伝説」で踊りを披露し、後に 猿田彦大神の妻となったとされる天宇受売命(アメノウズメノミコト)を祭る「佐瑠女(さるめ)神社」が立つ。2016年7月に伊勢市出身でアテネ五輪女子マラソン金メダリストの野口みずきさんが結婚式を挙げたことでも知られる。また、佐瑠女神社が芸能の神様として知られていることから芸能人や著名人も何度も参拝に訪れている。

 破魔矢は、魔を破る矢と書くがごとく、悪いものを寄せ付けないように断ち切るために飾られる縁起物で、同神社でも授与している。破魔矢は約90センチの赤色の「大」(初穂料=1,500円)と約60センチの無垢の木を使った「小」(同=800円)の2種類。

 矢に来年のえとのイノシシをあしらった絵馬(2種類)や鈴、五色の吹き流し(小には無い)などを外れないように丁寧に取り付ける作業で、12月1日から同神社のみこらが日々の奉仕を行いながら交代で作業を進めてきた。約5000本を奉製し、今月中旬から授与を始める。

 みこの一人は「災がなく、平和な一年が迎えられるように、願いを込めて破魔矢を奉製しています」と話す。

 同神社では、「猿田彦大神」と「佐瑠女神社」(各同=800円)のお札を授与するがお札と合わせて「御敷地之砂(みしきちのすな)」(同=500円)も授与している。「御敷地之砂」も新年に合わせて準備を整えた。

 同神社広報担当の新居一城さんは「昔から当社では御敷地之砂を授与しているが、この地域では引っ越しや工事などその場を清めるために、または何か事を起こす時などに清め砂としてまく風習が残る。毎年御敷地之砂だけを授与される人もいる」と説明する。

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