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伊勢神宮の専属農園で1年の豊作を祈る「御園祭」 野菜果物増産、その理由は

伊勢神宮の専属農園で1年の豊作を祈る「御園祭」 野菜果物増産、その理由は

伊勢神宮の専属農園で1年の豊作を祈る「御園祭」 野菜果物増産、その理由は

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 伊勢神宮の専属農園「神宮御園(みその)」(伊勢市二見町溝口)で春分の日の3月21日、1年の豊作を祈る「御園祭」が執り行われた。

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 神様に奉納する神饌(しんせん)の中の野菜や果物を作る同園は、広さ1万9751平方メートル、耕作面積約1万5000平方メートル。神宮司庁調度部御料地課の職員らが、約30種類の野菜と約20種類の果物を栽培する。収穫物は、毎日朝夕欠かさず2回執り行う「日別朝夕大御饌祭(ひごとあさゆうおおみけさい)」や「神嘗祭(かんなめさい)」など伊勢神宮の祭典の神饌として供える。

 毎年春分の日に行われる同祭。畑の中に設けられた祭場で、神職が豊作と耕作の安全を祈願する祝詞(のりと)を上げた後、同園作長の山口剛さんが、畑に向かって忌鍬(ゆぐわ)を左、右、中央に3回振り下ろした。小松揮世久(きよひさ)大宮司ほか関係者約20人が参列し、祭典を見守った。

 山口さんは「御代替わりされる本年は、臨時祭など様々な祭典が伊勢神宮125社で執り行われることになるので神饌を納める機会も増え、それに比例して例年よりも収穫量を増産するよう計画している」と話す。

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