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伊勢出身・三宅淳詞選手所属チームMax Racing、「鈴鹿S耐」クラス3位表彰台

伊勢出身・三宅淳詞選手所属チームMax Racing、「鈴鹿S耐」クラス3位表彰台(撮影=加藤直人)

伊勢出身・三宅淳詞選手所属チームMax Racing、「鈴鹿S耐」クラス3位表彰台(撮影=加藤直人)

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 鈴鹿サーキット(鈴鹿市)で9月18日・19日、5時間耐久自動車レース「スーパー耐久シリーズ2021 Powered by Hankook第5戦『SUZUKA S耐』」が開かれ、ST-3クラスに出場した伊勢市出身の三宅淳詞選手所属のチームMax Racing(QUEEN EYES 34Z)が3位表彰台を飾った。

【その他の画像】伊勢出身三宅淳詞選手、スーパー耐久シリーズで3位

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 同レースは、市販車ベースのマシンによる5時間耐久レースで、9クラス計46台が一斉にスタートする。MORIZOの名で知られるトヨタ自動車の豊田章男社長もチーム「ROOKIE Racing」でハンドルを握り、水素エンジン搭載のトヨタカローラスポーツ「ORC ROOKIE Corolla H2 concept」でST-Qクラスに出場し、会場を沸かした。

 排気量が2001~3500ccの後輪駆動車という条件のST-3クラスには、6チームが参戦し、同チームは、三宅選手、田中徹選手、田中哲也監督兼選手の3人がニッサンZ34のマシンでレースに挑んだ。

 5番スタートの同チーム、ファーストドライバーの三宅選手が好走し1番にまで順位を上げ、続く田中徹選手、田中哲也選手とつなぎ、3番目の順位からの交代で三宅選手が最終ドライバーを務め、ホームの意地をみせ猛追し、残り4分で前の2台を捕らえ、テール・トゥ・ノーズの争いまで詰めたが、ほかのクラスのマシンがコース上に入り乱れ混戦となりオーバーテークのチャンス無く、順位変わらず3位でチェッカーを受けた。

 優勝はチーム「TRACY SPORTS with デルタ」の「エアバスター Winmax RC350 TWS」レクサスRC350、2位はチーム「HELM MOTORSPORTS」の「HELM MOTORSPORTS RC350」レクサスRC350。

 これまで同チームは同クラスで、第1戦(もてぎ5時間)1位、第2戦(SUGO3時間)4位、第3戦(富士24時刊)4位、第4戦(オートポリス5時間)3位、第5戦(鈴鹿5時間)3位で、総合ポイントのランキングで2位に着け、最終戦の岡山国際サーキット第6戦(11月13日~14日)で年間ランキング1位を目指す。

 三宅選手は「厳しいレースを予想していたが、レースが始まるとほかの車よりペースもよく、追い上げる展開となった。タイヤの摩耗や燃費のこともあり3番からの最終スティントで、トップ争いに追いつくことができたが、ほかのクラスのマシンとのタイミングもあり、抜くことができなかった。ほかのクラスのマシンがいなければ…と思うが、これもレースなので仕方ない」と話す。

 チーム監督の田中哲也さんは「三宅とは、昨年からチームの一員として一緒に戦っている。勝ちたいという気持ちを強く持ち続け、ストイックになって経験を重ねてほしい。一昨年ホンダのスカラシップの枠から外れ、一般にはメーカーの枠から外れたドライバーと見られているので、それをバネに『ナニクソ』という思いを持って、『すごい選手だ』といわれるような走りを続けてほしい」と思いを込める。

 三宅選手は「監督からは今回のレースでの走りを『よく頑張った』と褒めていただいたが、『もっと上を目指して努力しろ』とも言われた。本当に素晴らしい環境でレースができることに感謝」とも。

 ST-3クラス以外のクラス別の優勝チームは、ST-Xクラス「D’station Vantage GT3」(137周)、ST-Zクラス「D’station Vantage GT4」(128周)、ST-TCRクラス「Racer Honda カーズ桶川 CIVIC」(125周)、ST-Qクラス「ORC ROOKIE Racing GR SUPRA」(95周)、ST-1クラス「シンティアム アップル KTM」(128周)、ST-2クラス「DAMD MOTUL ED WRX STI」(120周)、ST-4クラス「GRGarage水戸インター GR86」(119周)、ST-5クラス「odula TONE MOTULロードスター」(113周)。カッコ内は(完走ラップ数)。

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