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伊勢の2輪チーム「アケノスピード」南本宗一郎選手、全日本ロードレース年間3位に

伊勢の2輪チーム「アケノスピード」南本宗一郎選手、全日本ロードレース年間3位に
(写真提供=(C)MFJ SUPERBIKE)

伊勢の2輪チーム「アケノスピード」南本宗一郎選手、全日本ロードレース年間3位に (写真提供=(C)MFJ SUPERBIKE)

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 伊勢の2輪チーム「AKENO SPEED・YAMAHA(アケノスピード・ヤマハ)」(伊勢市小俣町)所属の南本宗一郎選手が9月18日・19日、オートポリスインターナショナルレーシングコース(大分県日田市)で行われた「2021年MFJ全日本ロードレース選手権第7戦 スーパーバイクレース in 九州」ST1000クラス決勝レースで3位となり、年間ランキングでも3位表彰台を飾った。

【その他の画像】ST600クラスで優勝した時の南本宗一郎選手と稲垣誠監督

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 伊勢市出身の国際ライダー・稲垣誠さんが監督兼オーナーの同チーム。2015(平成27)年から独立チームとして「全日本ロードレース選手権」のほか、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」「アジアロードレース選手権」などのバイクレースに参戦してきた。今シーズンの全日本ロードレース選手権には、ST1000クラスに南本宗一郎選手(40番)とST600クラスには井手翔太選手(11番)が参戦中。マシンは、それぞれヤマハのYZF-R1とYZF-R6にまたがる。

 決勝レースは、南本選手は6番グリッドから、井手選手は10番グリッドから、それぞれスタート。南本選手は安定したレース展開で7周目には3番手に着けるが前の2台は捉えられず14周を26分19秒853でフィニッシュした。井手選手は15周28分48秒823でフィニッシュ。3位に0.129秒、2位に0.203秒差まで詰めたが、初の表彰台には届かなかった。年間ランキングは、南本選手が3位、井手選手が12位。

 南本選手は「序盤でついていければ、チャンスはあると思っていたものの、スタートを失敗し先頭2台が逃げてしまったが、いつも通り1台ずつ抜いて3位まで追い上げることができた。悔しいレースだったが、苦手意識があったオートポリスで今季2度目の表彰台に立て素直に喜びたい」とほほ笑む。

 井手選手は「今回のレースは自己ベストタイとなる4位だった。レース内容は悪くなく後半は追い上げる展開だったが、前半でトップグループから離されてしまったことは反省点だった」と話す。

 南本選手は「今年の前半戦は惜しいレースが多かった。後半戦は苦しいレースもうれしいレースもあり、最終的にはランキング3位で終えST1000初年度としては充実したシーズンを過ごすことができた。本当にチームをはじめ、支援してくれた多くのスポンサーのおかげ。感謝の気持ちで一杯。稲垣監督には恩がたくさんあるので、自分がアケノスピードをチャンピオンチームにしたい」とシーズンを振り返った。

井手選手は「2年目のST600。表彰台に上がることができなかった。前半戦は転倒が多く結果を残すことができずつらかったが、後半戦は追い上げることができ、来年につながる年になった。稲垣監督は、僕たちライダーが成長することを一番に考えてくれていて感謝しかない。稲垣監督あってのアケノスピード。結果で恩返しできるよう頑張るだけ」と締めくくった。

 稲垣監督は「今年のレースは全て終了。今年からST1000に挑戦した南本は鈴鹿以外のサーキットを1000のマシンで走るのが初めてだったので苦労したが、全戦ポイントを獲得し、シリーズ3位を取ることができた。無事に終われよかった。井手は前半戦で転倒が続いて結果が出せなかったが後半から表彰台を狙えるところまで成長した。岡山とオートポリスの2戦は、表彰台まであと0コンマ数秒だった。来期はまだわからないがフル参戦できるように頑張っていきたい。引き続き応援してほしい」と謝辞を述べた。

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