志摩の「受かった・うっ勝った」宇賀多神社-受験生・高校球児に人気

受験生の合格、試合に、己に勝つようにと、鬼の金棒をデザインした携帯ストラップ型お守り「鬼に金棒まもり」。夏の高校野球三重県代表の宇治山田商業高校ナインにもご利益を与えた。

受験生の合格、試合に、己に勝つようにと、鬼の金棒をデザインした携帯ストラップ型お守り「鬼に金棒まもり」。夏の高校野球三重県代表の宇治山田商業高校ナインにもご利益を与えた。

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 「受かった」「うっ勝った」と発音できることから「縁起がいい」と、「宇賀多(うがた)神社」(志摩市阿児町鵜方、TEL 0599-43-0332)への参拝者が、受験生や試合に臨む選手らを中心に増えている。

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 同神社の主祭神は、天照大神(あまてらすおおみかみ)と須佐之男命(すさのおのみこと)との間で交わされた誓約(うけい)で生まれた五男三女神。「近年『試験に合格できる』『試合に勝つ』などと若い子たちに口コミで広がっている」と同神社の西尾拓也宮司。

 「その前兆を感じたのは15年ほど前。受験生をもつ家族が合格祈願にやってきた時に南島町(現度会郡南伊勢町)からわざわざやって来たことに疑問を持ち、(その理由を)尋ねたところ『受かった(神社)だから』と教えてもらい、初めてそういう縁起を担いでくれる人がいることを認識した」(西尾宮司)と言う。

 その後、天照大神の長男にあたる「正勝吾勝勝速日天忍穂耳命(まさかつあかつかちはやひあめのおしほみみのみこと)」が「正しく勝つ。我が勝つ。すばやく勝つ」と、まさに勝負に勝つ「勝利の神」であることも参拝客には説明する。昨年3月、受験生の合格、試合に、己に勝つようにと、鬼の金棒をデザインした携帯ストラップ型お守り「鬼に金棒まもり」(授与料=500円)を新たに追加した。

 「昨年3月、宇治山田商業高等学校(伊勢市黒瀬町)野球部の優勝を祈願し『鬼に金棒まもり』を選手に授与したところ、夏の高校野球三重県大会で勝ち進み、優勝。その後の甲子園でも、優勝校「佐賀北高校」との2回戦で、延長15回4対4で引き分け再試合に持ち込んだ活躍には驚いた。選手やマネージャーは全員(お守りを甲子園まで)持って行っているはず」(西尾宮司)と、御利益エピソードも明かす。

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