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皇学館大で卒業式 4分の3がコロナ禍の学生生活、717人巣立ち

皇学館大で卒業式 4分の3がコロナ禍の学生生活、717人巣立ち

皇学館大で卒業式 4分の3がコロナ禍の学生生活、717人巣立ち

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 皇学館大学の「令和4年度 学位記・修了証書授与式」が3月20日、同大学創立百周年記念講堂(伊勢市神田久志本町)で行われた。

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 本年度の卒業生は、学部生683人(文学部320人、教育学部245人、現代日本社会学部118人)、専攻科生(神道学専攻科)18人、大学院生16人の計717人。

 新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため3年間、全員マスク着用、各学部の卒業生総代と各種表彰者だけの参加にとどめた式典だったが、本年度は全員が記念講堂に出席しての卒業式となった。恒例の伊勢神宮参拝は4年連続中止となり、式典の中で「神宮遥拝(ようはい)」形式をとった。

 壇上に上がった各学部の卒業生総代に修了証書を手渡した河野訓学長は「学部を卒業する皆さんが入学した平成31年は御代替わりの年で5月1日に元号が令和になり、秋には即位の礼と大嘗祭が執り行われた。しかしその年から世界的なパンデミックとなり学生生活にも大きく影響を与えた。皇学館大学の卒業生であることを誇りと自信を持ち自分の人生を切り開いていってほしい」とエールを送った。

 文学部国史学科の岡野匠さんは「私たちは学生生活の4分の3をコロナ禍で過ごした。多くの制限を受けて思うように行動できなかったが、その中で培った適応力や対応力は予測困難な時代を生き抜く上で必要不可欠なものであると確信する。『建学の精神』を胸に日々研究、修養に努め、絶えず努力することを誓う」とあいさつした。

 大宮司賞を受賞した教育学部教育学科の山上瑠衣さんは「教育に興味を持ち入学した。1カ月間の教育実習の経験は人間としてどういう力を身につけなければならないかを学んだ。自分軸を大切にして働くことができたら」と意欲を見せる。

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