「海のホタル」と「山のホタル」を同時に観察できる場所―志摩で発見

ウミホタルのブルーとヘイケボタルのイエローをイメージしたポスター。

ウミホタルのブルーとヘイケボタルのイエローをイメージしたポスター。

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 「海のホタルと山のホタルを同時に鑑賞できる場所が英虞湾内にきっとあるはず」――こんな仮説をもとに志摩自然学校(志摩市大王町波切、TEL 0599-72-1733)の「ダブルホタル特別調査隊」が5月下旬から1カ月かけて調査を行った結果、ついに「その場所」を見つけ出した。7月5日、「ダブルホタル観察ツアー」を開催する。

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 海のホタル=ウミホタルは、甲殻類に分類され、体長約3ミリ、日本の太平洋沿岸に幅広く生息、青く発光する。山のホタル=(今回は)ヘイケボタルは、昆虫の一種で体長約8ミリ前後、ゲンジボタルより小さく川や水田などに生息、発光は黄色。

 同調査隊は、最初に英虞湾内に隣接する川、水田、池など水のきれいな場所をリストアップ、ホタルが飛び交う情報を住民から聞き出すなどして、毎晩ひとつひとつ現地に赴き調査したという。

 同校・学校長で同調査隊・隊長の生賀照央さんは「英虞湾はリアス式海岸で、海岸のほとんどが緑の森を伴っている特徴があるので、隣接する水田や川の近くを探せばきっと見つかると思った」と話す。「ウミホタルのブルー、ヘイケボタルのイエローの幻想的な光を楽しんでいただければ」とも。

 先着20人限定で、参加費は500円。問い合わせは志摩自然学校まで。

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