「伊勢海老カレー缶」イセエビ漁の解禁を待って仕込み開始-全国販売へ

今年水揚げされた新鮮な地元志摩産の伊勢海老を入れた「伊勢海老カレー缶」仕込中。

今年水揚げされた新鮮な地元志摩産の伊勢海老を入れた「伊勢海老カレー缶」仕込中。

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 伊勢志摩地方のイセエビ漁が10月1日に解禁され、市場はもちろん地元の飲食店や旅館にもにぎわいが出てきた。同10日、水産物の加工・販売などを手がける広安商店(志摩市阿児町志島、TEL 0599-45-2023)の「伊勢海老カレー缶」が完成し、販売が再開された。

志摩産の伊勢海老だけを使用して缶詰めに。温めて白いごはんの上にかけるだけ

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 同商品は、志摩で水揚げされたイセエビの半分をそのまま入れ、インド風と欧風の2種類のカレー味に仕上げた缶詰。価格を1,260円~1,500円に抑えたことから販売と同時に人気を集め、初回製造分が約2カ月で完売し、取引業者や個人客から追加の注文や問い合わせが多く寄せられていたという。

 「インド風」には伊勢海老のほか、化学農薬や化学肥料の使用量を極力減らした三重県産のタマネギ、カシューナッツ、トマト、ウコン、ガラムマサラなど香辛料約60種類を調合してイセエビの味を引き立たせるように、「欧風」はよく食べなれた家庭の味にイセエビを入れ、高級感を感じる味に仕上げている。

 同社の広岡安吉さんは「全国の人に志摩のイセエビを食べてもらいたいと思い、『イセエビを入れたカレーの缶詰』を思いついた。缶詰めにすることで、高級なイメージのイセエビが、その高級感は損ねることなく、手軽に食べられるようになったと思う。インターネットショップも完成したので、お気軽にご注文いただければ」とPRする。「一度に作れる数に限りがあるので、もし在庫がなくなった場合ご迷惑をかけることになるが、予約注文としてお待ちいただければ。たくさんの人に食べてもらいたい」とも。

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