三重の職人をフィーチャー「職人と会える まちかど博物館」-NAGI冬号

三重の季刊ローカル誌「NAGI凪」35号(冬号)。テーマは「職人と会える まちかど博物館」。

三重の季刊ローカル誌「NAGI凪」35号(冬号)。テーマは「職人と会える まちかど博物館」。

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 「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)発行の三重の季刊ローカル誌「NAGI凪(なぎ)」35号(冬号)が12月1日、県内各所の書店に並んだ。今号のテーマは「職人と会える まちかど博物館」。地場産業と関わりのある地域で手仕事を伝え一般公開している職人の工房を訪問し、ものづくりの原点に触れてもらおうと企画。価格=670円。

前号では隠れ家的「ひなの宿」を特集

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 1993(平成5)年、個人のコレクションやものづくりの現場を「地域の宝」として公開する「まちかど博物館」運動が、伊勢の地で始まった。その運動は現在、いなべ、桑員、鈴鹿亀山、津、松阪紀勢、伊勢、伊賀、東紀州の8地区に発展し、さらに来年には四日市でも運動が拡大する。

 今号では、現在公開している職人の工房=鍛冶「仙松かじや」(いなべ)、かぶら盆「ぬし勘」(桑名)、酒蔵「寒紅梅酒造」(津)、伊勢木綿「臼井織布」(同)、さるはじき「時計屋なかの」(松阪)、籐編み「籐商玉屋」(伊勢)、提灯「岩田提灯店」(同)、組紐「廣澤徳三郎工房」(伊賀)、かたやき「鎌田製菓」(同)、那智黒石「仮谷梅管堂」(熊野)をフィーチャーし、職人の技以外に、まちにある工房から奏でる音や独特のにおい、風景にも光を当てた。

 自転車に乗って県内を訪ねる「週末ポタリング」では、南伊勢町の愛洲の里から志摩ヨットハーバーまでを、そのほか相可高校食物調理科卒業生らで立ち上げた「せんぱいの店」(度会郡多気町)、おにぎりせんべいで有名なマスヤ(伊勢市小俣町)の直売店「伊勢おかき本舗」(同)、今年100周年を迎えた老舗海苔店「かねやす」(同吹上)などを紹介する。

 三重県内の書店、道の駅などで取り扱っている。

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