マツタケが生える「秘密の場所」にシーカヤックで上陸-志摩自然学校

収穫した松茸や志摩産の海の食材でバーベキュウーを楽しむ参加者ら。志摩自然学校の「英虞湾シーカヤックきのこランチツアー」にて(岡)

収穫した松茸や志摩産の海の食材でバーベキュウーを楽しむ参加者ら。志摩自然学校の「英虞湾シーカヤックきのこランチツアー」にて(岡)

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 真珠イカダが浮かぶ英虞湾を拠点に伊勢志摩の自然と戯れる体験型プログラムが充実する志摩自然学校(志摩市大王町波切、TEL 0599-72-1736)は10月25日、「英虞湾シーカヤックきのこランチツアー」を開催した。

マツタケを手にし、思わずニッココリと笑みが出る参加者。

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 市内外から参加した11人は、陸上でパドルの使い方などシーカヤックの操作を習った後、次郎六郎海岸からシーカヤックで英虞湾巡りをスタート、灯台や刻々と変わる英虞湾の自然に触れた。

 地元のマツタケ名人・太田徳也さんが待つ「松茸山」と呼ばれる秘密の場所に上陸すると、一行は下草をかき分けながらマツタケ探しに熱中した。マツタケが見つかると、参加者から歓声が上がり、約1時間のマツタケ狩りで1人あたり2本のマツタケを手にした。

 昼食は、マツタケが入ったおにぎり、吸い物のほか、ヒオウギ貝やイカ、サザエなど志摩の新鮮な魚介類で海鮮バーベキューを楽しんだ。

 3年連続でツアーに参加した津市稲葉町の豊田かおりさんは「マツタケ狩りもバーベキューも大満足。来年も参加したい」と満足そう。太田さんは「今年は雨が少なくマツタケの生育は例年より遅いが、これから次々と出てくるでだろう」と話す。

 同校の正賀照央学校長は「マツタケが1本も取れないことも想定して『マツタケ狩りツアー』と書けないので『きのこランチツアー』としている。今回で3回目になるが、今年もちゃんと見つかったのでホッと胸をなでおろした。毎年この『松茸山』に上陸できるように自然環境を維持していきたい」と振り返った。

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