ミカン5,821個が1日で消費、安乗産サバも-志摩市内の全学校給食で

大口秀和志摩市長と給食をとる和具小学校の児童たち

大口秀和志摩市長と給食をとる和具小学校の児童たち

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 志摩市内で11月19日、「食育」を目的にした統一献立給食「志摩のふるさと給食」が、市内の幼稚園(10園575食)、小学校(21校3,262食)、中学校(11校1,890食)で実施され、合計5,727食分の食材が子どもたちのおなかに入った。食材の豊かな志摩地域の地場産物を学校給食に取り入れ、地域の子どもたちの食育推進につなげるのが狙い。

「志摩のふるさと給食」この1日だけで地で取れたミカン5,821個が消費され、地産地消に

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 2006年からスタートした「ふるさと給食」の当日の献立は、麦ごはん、度会郡大紀町の大内山牛乳、志摩市安乗漁港産の巻き網漁で取ったサバの揚げ煮、市内産サツマイモ入り豚汁、磯部町産ミカンの5品。地で取れたミカンは、この1日だけで5,821個が消費され地産地消を実践したことになった。

 同市教育委員会スポーツ食育課の山室紀子さんは「給食で使用する食材すべてを志摩市産で賄うことは難しいが、できるだけ志摩市産や三重県産のものを利用している」と説明する。

 子どもたちと一緒に机を並べ昼食をとった大口秀和志摩市長は「身近にある志摩の食べ物をもっと子どもたちを通し、親に知ってもらいたい。昔から『一里四方』のものを食べていたら病気にかからないと言われるように、健康の第一歩は内的力をつけること。そのため、地元で生産された食材に目を向け、地元のものを食べることが大切」と話す。

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