鳥羽商船、国高専プログラミングコンテスト審査員特別賞

審査員に説明する生徒

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 国立鳥羽商船高等専門学校(鳥羽市池上町1)は10月7日と8日、茨城高専で行われた第17回全国高専プログラミングコンテストの課題部門で制御情報工学科3年生チーム(制御情報工学科3年生5人が審査員特別賞(3位相当)を受賞した。5人は木下裕貴さん、土井根礼音さん、野村美賢さん、西野陽平さん、山崎清也さん。

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 同コンテストは、高等専門学校連合会の主催で、高専学生が情報処理技術で優れたアイデアと実現力を競うもので、予選と本選で構成され、近年はNHK教育放送・総合放送でも放送されている。今年は全国から計155のプログラム作品が出品され、40作品が予選を通過した。

 受賞システム「SNAPxSNAP-携帯電話を利用したオリエンテーリング」は、カメラ付き携帯電話を利用した物探しゲームで、「お題」として与えられた写真に似ている物を探し、撮影してサーバに送信することで、似ている度合いが得点として計算されるほか、得点はランキング化されサイト上で公開され、仲間同士や日本各地の参加者と順位を競うことも可能だという。本年度の課題部門のテーマ「子供心とコンピュータ」にマッチした作品で、小さな子供から遊べるように極力シンプルに設計した点が評価の対象となった。

 また競技部門(制御情報3年生=伊藤健さん、ビルグーンさん、制御情報4年生=ニャマーさん)では升目におかれた物体をコンピュータの出した最適な解答をもとに人間が取り除いていき、自分の陣地を増やしていく陣取りゲームを開発出品。準決勝進出までは勝ち進んだが、僅差で決勝には進出できなかった。

 自由部門(制御情報5年生=井田健吾さん、中西航さん、制御情報3年生=杉本真佐樹さん、三橋周平さん、森下聖さん)では、家族の位置をリアルタイムに検出し、近未来の家庭用コミュニケーションシステムを提案するプログラム「アナタドコニイ~ル-家族の位置検出による生活支援システム」を開発出品し、敢闘賞を受賞した。

全国高専プログラミングコンテスト国立鳥羽商船高等専門学校

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