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日本神話わかりやすくー伊勢・おかげ横丁「おかげ座」を一新、神話の館に

日本神話わかりやすくー伊勢・おかげ横丁「おかげ座」を一新、神話の館に

日本神話わかりやすくー伊勢・おかげ横丁「おかげ座」を一新、神話の館に

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 伊勢神宮内宮の門前町「おかげ横丁」(伊勢市宇治中之切町、TEL 0596-23-8838)内にある「おかげ座」が全面リニューアルされ7月21日、新しく伊勢神宮やそこに祭られる天照大神(アマテラスオオミカミ)などのルーツを紹介する施設「おかげ座 神話の館」に生まれ変わる。

日本神話を紹介する施設「おかげ座 神話の館」、おかげ横丁に

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 横丁は、前回の第61回式年遷宮(1993年)に合わせてオープンし今年7月16日に20周年を迎えた。おかげ参りブームが起こった江戸から明治期の伊勢路の建築物を移築などして「赤福」(同)が再現し、伊勢福(同)が運営する。これまであった「おかげ座」では「おかげ参り」の様子をジオラマなどで紹介し、延べ約100万人の来館者を集めた。

 神話の館は、「神話シアター」と「神話の森」の2部構成。神話シアターでは、日本神話の「国生み」から「天孫降臨」までのあらましをアニメなどで分かりやすく解説し、赤福のキャラクター「赤太郎」が三重県松阪市出身の落語家・桂文我さんの声を借りナビゲーターとして登場する。島根県出身の歌手・浜田真理子さんが主題歌「はじまりの歌」を優しく歌う。1日14回、毎時30分おきに上映。

 神話の森では、森をイメージしたドーム空間に日本神話の6つの場面「国生み」「黄泉の国」「天照大御神」「天岩戸」「五穀の神」「八岐大蛇」を約50体の和紙人形で表現。構想に約1年制作に約半年を掛けた和紙人形は、内海清美(うちうみきよはる)さん作。森を抜けると伊勢の海が広がり、天照大神を伊勢に導いた倭姫命(ヤマトヒメノミコト)の物語を映像で紹介。伊勢市在住の和紙人形作家・阿部夫美子さんが約2カ月掛けて制作した和紙人形の倭姫命も展示する。

 体験時間は約35分(神話シアター約17分、神話の森約18分)。約80人の収容が可能。同社の橋川史宏社長は「世界中で神話が残る国は10数カ国だといわれている。古事記や日本書紀を基に民俗学者の神崎宣武さんの監修でわかりやすく表現した。言葉よりも体で感じてもらえる施設にした。多くの人に足を運んでいただければ」と話す。

 入場料は大人300円、小学生100円。開館時間は10時~16時30分。21日の開館時間は12時。

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