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世界最大のタコの赤ちゃんは全長1センチ 志摩マリンランドで展示開始

世界最大のタコの赤ちゃんは全長1センチ 志摩マリンランドで展示開始

世界最大のタコの赤ちゃんは全長1センチ 志摩マリンランドで展示開始

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 志摩マリンランド(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-1225)が1月20日、世界最大のタコとして知られるミズダコの赤ちゃんの展示を開始した。

【その他の画像】ミズダコの赤ちゃん

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 全長3メートル、体重40キロを超える大きさになるというミズダコ。昨年4月20日に、越前松島水族館(福井県坂井市)からやってきた母ダコが同6月に、長さ約1センチ、太さ約3ミリの長ナス型の白色半透明の卵約2万粒を水槽の擬岩に産んだ。その日から母ダコは、卵にごみが付かないように8本の足を使ってなでたり、ロートで海水を吹き掛け酸素を送ったりしながら、半年以上不眠不休で、ふ化するまで卵を守り続けた。

 今年1月11日前後にふ化したミズダコの赤ちゃんは、全長約1センチ。白色半透明で褐色の内臓が透けている。約2万匹の内の約100匹を丸い水槽に展示した。水槽の中では、餌として与えているエビのイサザアミを時折捕獲しながらふわふわと漂っている。

 同館の里中知之館長は「ミズダコの赤ちゃんはふ化から1~2カ月の間は浮遊生活をする。ミズダコの飼育はとても難しく、これまでに20回ほどふ化させたが、1978(昭和53)年12月に当館でふ化した個体を1年2カ月(体重52グラム、全長約25センチ)飼育した記録が国内最長で破られていない。できれば国内最長記録を更新したい」と話す。

 一方、「卵を産んでからほとんど食べ物も食べずに卵を見守り続けた母ダコは、ふ化したのを見届けると、間もなくその一生を終える。相当衰弱しているが、まだ今も辛うじて生きている。母ダコが命懸けで子を育てる様子も合わせて見ていただければ」と里中館長。

 開館時間は9時~17時(7・8月は17時30分まで)。入館料は、大人=1,400円、中高生=900円、小学生=600円、幼児(3歳以上)=300円。1月28日~2月3日は臨時休館。

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