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TOKIOの松岡さんが村林先生役に-「高校生レストラン まごの店」がドラマ化

TOKIOの松岡さんが村林先生役に、「高校生レストラン まごの店」がドラマ。ドラマ化のきっかけとなった村林さんの著書

TOKIOの松岡さんが村林先生役に、「高校生レストラン まごの店」がドラマ。ドラマ化のきっかけとなった村林さんの著書

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 三重県立相可高等学校(多気郡多気町)食物調理科の生徒を中心とする「調理クラブ」所属の高校生が実際に調理し、接客、販売、会計などすべての業務をこなす全国唯一の高校生レストラン「まごの店」(同)を題材にしたドラマ「高校生レストラン」が5月7日21時から、日本テレビ系列の放送局で放送される。

「高校生レストラン」仕掛け人の岸川政之さんを伊藤英明さんが岸野宏役で演じる

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 「1995年に調理クラブが発足されてから、生徒たちが全国の料理コンクールで優勝・準優勝した数は250以上。『まごの店』開店から8年になるが、ずっと満員御礼。毎日200~250食を作る」と話すのは、調理クラブ顧問で同校食物調理科教諭の村林新吾さん。

 同レストランは、村林さんが生徒たちに接客とコスト管理を学べる実践の場が提供できれば――と考えていたところに、多気町役場職員の岸川政之さん(現多気町まちの宝創造特命監)が多気町運営の「五桂池ふるさと村」敷地内に2005年2月13日、総工費8,900万円をかけ全国初の高校生レストラン「まごの店」を誕生させた。

 放送されるドラマは、高校生レストランまごの店での物語をドラマ化したもので、村林さんの著書「高校生レストラン、本日も満席。」「高校生レストラン、行列の理由。」(伊勢新聞社)が原作となっている。村林さん役(村木新吾)にTOKIOの松岡昌宏さん、岸川さん役(岸野宏)に伊藤英明さん、調理クラブ部員役に神木隆之介さん、川島海荷さんらが、そのほか吹石一恵さん、板谷由夏さん、原田芳雄さんらが出演する。

 多気町はドラマ化を受け、多くの人が来ることを想定し、「高校生レストラン まごの店」とわかりやすく表記した道路案内板を新たに2カ所に設置、既存案内板にも同ロゴを入れた。また同レストラン駐車場が未舗装だったためアスファルト化、同レストランに入れなかった客のためふるさと村内の「ふるさと食堂」を改修し、村林さん監修のメニューも用意した。

 同町産業環境課の中出賢一さんは「ドラマが放送されると、さらに多くの人が来町してくれると想定するが、どれだけの規模になるかは全く予想できない。レストランで食事していただけなかった方のために高校生レストランブランドのお土産も作った。今できることはやっておいた」と話す。

 岸川さんは「僕役に伊藤英明さんは出来過ぎ(笑)」と照れながらも、「ドラマ化決定を受け、『エイチ(英知)あふれる多気町』をキーワードに、たくさんの『H(Hope、Heart、Happy、Humanity、Health、Harmony、Home、Holiday…)』であふれる『エイチプロジェクト』を推進、特に『Hospitality(おもてなし)』に力を入れたまちづくりを進めていく。多気町に再度訪れてもらえるようさらに努めたい」と決意は固い。

 「まごの店」に1095日間密着したドキュメンタリー番組「今夜開店!高校生レストラン」も5月7日10時30分~、日本テレビ系列で放送される。

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