「イケメン海女」とアワビの稚貝放流ダイビングツアー、水産業を真剣に考える

「伊勢志摩元気プロジェクト・賢島大学」のサマースクールで講師として招かれた「イケメン海女」の清水健太さんと杉山裕介さん。

「伊勢志摩元気プロジェクト・賢島大学」のサマースクールで講師として招かれた「イケメン海女」の清水健太さんと杉山裕介さん。

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 「今、僕たちはマスコミに注目されているが、それだけで『海女』という仕事がすぐによくなるわけではない。まずは真剣に、資源回復、豊かな海の再生を第一優先しなくては。後継者育成や伝統継承と言っても続かない」と話すのは、今『イケメン海女』で注目を集める清水健太さんと杉山裕介さん。7月28日、「伊勢志摩元気プロジェクト・賢島大学」(事務局=代々木高校)のサマースクールで講師として招かれた二人の思いが参加した人たちに届いた。

ダイブステーション35のインストラクターも勤める。体験ダイビングで個人レッスン中の「イケメン海女」。

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 清水さんと杉山さんは講演の中で、「『よそ者』を寛大に受け入れてくれた甲賀漁協(現在は合併して志摩の国漁協甲賀支部)の山下邦文組合長、師匠と呼ぶ74歳海女暦50年の山下すみ子さん、お世話になった地域の人々に感謝を忘れない。自分たちにできることで恩返ししたい」と話した。

 清水さんと杉山さんは、スキューバダイビングのインストラクターとして「ダイブステーション35(サンゴ)」(志摩市阿児町甲賀、TEL 0599-43-3116)にも勤務し、志摩の海の良さをアピールする。

 夏休みに入り同ショップでは「うまし海甲賀キャンペーン」と題し、清水さんと杉山さんらインストラクターが、海底のアワビがどのように海藻を捕らえ捕食するかを見せたり、アワビの稚貝を自分の思う場所に放流したりするツアーを企画し、参加者を募っている。

 健太さんの父で同ショップオーナーの清水憲夫さんは「海を守り資源を育てる企画にも是非参加してほしい」とPRする。

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