人工透析患者向けの伊勢志摩旅行企画で料理勉強会

人工透析患者に最適なメニューをレクチャーする西本先生

人工透析患者に最適なメニューをレクチャーする西本先生

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 伊勢鳥羽志摩交流フロントコンソーシアムは12月9日、志摩市商工会で人工透析患者向けの料理勉強会を実施した。

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 同コンソーシアムは経済産業省の「健康サービス産業創出支援事業」に採択されたものをうけ、本年度よりスタート。主に旅行先などで人工透析患者に透析を受けられる病院の手配や食事メニューの提供など、心配なく旅行ができるサービスを提供するもの。また高齢者や身体弱者に対しても安心して旅行を楽しめる健康サービスのビジネスモデルを確立することなどを目的とする。今回の勉強会は来年1月に実施するモニタープランの宿泊業者向けに行った。

 講師の西本裕美子さんは「人工透析患者の1日の塩分摂取量は7グラムまで。塩分を多く摂ると喉が渇きやすく水分を摂りたくなる。水分を多く摂ると排出するのに苦労がいるので減塩が必要。酸味や香辛料、香味野菜、旨みを利用し、表面に味を集中させる工夫を」と料理方法について話した。そのほかカリウム摂取の抑制方法や伊勢志摩の海の幸を利用する際のアドバイスなどを話し、参加者は一様にメモを取っていた。

 来年1月10日~12日の伊勢鳥羽コース(脚弱の方向け)Aプラン53,000円、Bプラン39,000円。1月16日~18日の志摩コース(健脚の方向け)Aプラン59,000円、Bプラン45,000円。それぞれ人工透析は患者負担、透析中の同伴者の旅行ツアー(別途1,500円)もある。

伊勢志摩ツアーズ

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