志摩市浜島町の「伊勢えび祭」が6月4日、今年も浜島海浜公園(浜島町浜島)一帯で盛大に行われた。
伊勢志摩に夏の訪れを告げる風物詩となった同祭りは、伊勢エビに感謝し大漁を祈願し、1961(昭和36)年6月に第1回の祭りが開かれ今年51回を数えた。今では三重県を代表する祭りとなり、毎年多くの観光客が訪れる。
祭り会場では、伊勢エビが入ったみそ汁「長寿汁」1,000食分が用意された。長寿汁を手にした観光客らは笑顔とともに舌鼓を打っていた。辺りが暗くなり、ちょうちんやあんどんに明かりがともると祭りはヒートアップ、巨大な伊勢エビみこしが会場を練り歩くとさらに興奮は頂点になり、観客も入り混じっての総踊りが繰り広げられ会場が一体となった。
伊勢エビは、1990年に三重県の県の魚に指定、2001年に「三重ブランド」として認定し三重県産の伊勢エビのブランド化を推進している。漁獲量で2007年に全国1位になったものの現在は千葉県に次ぎ全国2位。