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志摩・代々木高校生徒が真珠の核入れ作業体験-来年2月に浜上げ

志摩の代々木高校3年生が真珠の核入れ作業体験-来年2月に浜上げ予定

志摩の代々木高校3年生が真珠の核入れ作業体験-来年2月に浜上げ予定

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 広域通信制高校の「代々木高校」(志摩市阿児町神明、TEL 0599-43-6177)3年生が8月7日、志摩地域の地場産業でもある真珠養殖の実態を学ぶため真珠の核入れ作業を体験した。

真剣な表情で真珠の挿核手術する生徒たち

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 授業は同校の総合学習の一環で、地元真珠養殖業者の井上光さんの協力の下、男子生徒11人が参加。

 真珠のもとになる核をアコヤ貝の体内に入れる作業「挿核手術」は、開口器で貝殻の口を開け、メスで切り、生殖腺に核を入れ、別のアコヤ貝の外套(がいとう)膜を細かく切った細胞を核に付着させる。

 生徒たちは井上さんの指導を受けながら真剣な表情で取り組んだ。志摩町出身の松澤洋志さんは「思ったよりも難しかったが、慣れると楽しかった」、中西岬さんは「地元にいてもなかなかできないことなので、貴重な体験ができて良かった」と感想を漏らした。

 挿核した貝は、それぞれの名前を書いた札を付け、かごに入れいったん静かな海で養生させ、その後英虞湾の海中につるし、核に真珠層が巻くのを待つ。予定では、2月ごろにアコヤ貝から真珠を取り出す「真珠の浜揚げ」作業を行い、3月にその真珠を加工してアクセサリーを作り、そのアクセサリーを着けて卒業式に出席する。

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