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伊勢神宮・式年遷宮第2章本番に-別宮でお白石持行事、まずは月読宮から

伊勢神宮・式年遷宮第2章本番に-別宮でお白石持行事、まずは月読宮から

伊勢神宮・式年遷宮第2章本番に-別宮でお白石持行事、まずは月読宮から

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 昨年10月に伊勢神宮の内宮(ないくう)と外宮(げくう)で20年に一度社殿などを新しくする式年遷宮が行われたが、今年は別宮(べつぐう・わけみや)での遷宮行事が本格化している。9月28日には「月読宮(つきよみぐう・つきよみのみや)」(伊勢市中村町)で「お白石持(しらいしもち)行事」が執り行われた。

国道を一時封鎖して執り行われた「お白石持行事」

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 第62回神宮式年遷宮のクライマックスとなる「遷御(せんぎょ)の儀」が昨年10月2日に内宮、同5日に外宮で、同10日に内宮の第一別宮「荒祭宮(あらまつりのみや)」、同13日に外宮第一別宮「多賀宮(たかのみや)」でそれぞれ執り行われ、伊勢神宮の遷宮はもう終わったと思われているが、実はそうではない。いよいよこれから 「式年遷宮第2章」が本格化する。神宮司庁は、公式ホームページに新たに「12別宮の遷宮」を開設した。

 現在内宮別宮の9宮で立柱祭(りっちゅうさい)、上棟祭(じょうとうさい)、檐付祭(のきつけさい)、甍祭(いらかさい)が無事終了し、外宮別宮の3宮でもそれぞれに新宮の造営作業が進行中。天皇陛下に御治定(ごじじょう)により12の別宮の遷御の儀の日時も決定した。

 神領民といわれる伊勢市民らが参加して新社殿の周りに敷く白石を納める「お白石持行事」は内宮、外宮でも行われたが、別宮での行事はこの日が最初になる。木製のそりに白石を積み伊勢市の中村町、楠部町、朝熊(あさま)町、一宇田町、鹿海(かのみ)町の住民約700人が進修小学校(宇治浦田)から同宮までの約800メートルを綱で曳き運び、同宮にある4つの別宮に白石が納めた。

 白石を白い布に包んで大切そうに持つ70代の女性は「伊勢に生まれこのように神宮さんに少しでもご奉仕できることは誉れで有り難い。孫たちに受け継いでいきたい」と感慨深げに言葉を残した。

 遷御の日は、 10月6日に「月読宮」「月読荒御魂宮」、10月10日「伊佐奈岐宮」「伊佐奈彌宮」、11月7日「瀧原宮」「瀧原竝宮」、11月28日「伊雑宮」、12月3日「風日祈宮」、12月10日「倭姫宮」、2015年1月28日「土宮」、2月28日「月夜見宮」、3月15日「風宮」。

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