伊勢市出身の新人女優・桐島ココさんがヒロイン役で出演する来年公開の映画「スクール・オブ・ナーシング」(監督=足立内仁章さん)の特別上映会が9月26日、三重大学(津市)三翠ホールで行われる。
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桐島さんは、中学校の廃校を描いた映画「校歌の卒業式~キボウノトビラ~」(2014年)で主役の新任英語教師を演じ、9月6日に行われた地域主役型映画を集めた「賢島映画祭」で主演女優賞を受賞、週刊文春「原色美女図鑑」で写真家の篠山紀信さんがモデルとして起用したことなどで知られる注目の新人女優。
熊本県人吉市で撮影された同作は、看護師を目指す看護学生が自らの意志で命と対峙(たいじ)し成長していく過程を描いた青春映画。原作は山崎かおるさんの「『たまご』たちのお目醒め~看護学生の『心』を育てること~」(海苑社)。
桐島さんは看護学生役で、俳優の榎木孝明さんは末期がんで入院する患者役で出演。そのほか大和田健介さん、佐伯日菜子さんらが名を連ね、吹石一恵さんが友情出演する。脚本は、リリーフランキーさん主演のNHKドラマ「洞窟おじさん」を手掛けた伊勢市出身の児島秀樹さん、プロデューサーは、映画「ALWAYS三丁目の夕日」などを手掛けた志摩市出身の山際新平さんが、それぞれ務める。
当日は上映会のほか、桐島さん、山際さんら映画制作スタッフ・キャストと三重県内の看護学生・医療従事者とのトークセッションを予定。
山際さんは「特別上映会は、ロケ地の熊本県人吉市と榎木さんの出身地鹿児島県伊佐市に次いで3カ所目。三重県出身の桐島さんと児島さんと僕の3人が関わった映画。看護という『命』と向き合う仕事の難しさや、そこから得られる感動を丁寧に伝えている映画なので多くの人に見ていただきたい」と呼び掛ける。
12時30分開場、13時開演。参加費は、中学生以上=1,000円、小学生以下=500円。