ANAホールディングス(東京都港区東新橋)社長の片野坂真哉さんは11月16日、津都ホテル(津市)であった三重県との連携と協力に関する覚書締結式のあいさつで、毎年1月1日に企画している「初日の出フライト」の名古屋便限定の目玉として「伊勢志摩サミット」の会場予定地・志摩市の賢島・英虞湾上空を飛行すると発言した。
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片野坂さんは冒頭のあいさつで、来年5月26日・27日に開催される伊勢志摩サミットについて触れ、「心よりサミットの成功を祈っている。来月12月から来年2月までは徹底的に三重県をPRしていきたい。当社が実施している毎年恒例の初日の出フライトでは、富士山と初日の出に加えて伊勢志摩サミット会場となる伊勢志摩の上空を飛行するコースを設定し、積極的にアピールする」と話した。
同社広報担当者は「通常、初日の出フライトで英虞湾上空は飛ばないので今回は特別コース。当日の気象条件によって、多少のコース変更はあるが賢島周辺を飛ぶことは予定している」と説明する。初日の出フライトは羽田空港と中部国際空港からそれぞれ1便ずつで、賢島上空を飛ぶのは中部国際空港発のみ。チケットの発売は羽田空港が11月19日、中部国際空港が同20日のそれぞれ10時から。
締結式は、 三重県知事の鈴木英敬さんと片野坂さんとの間で交わされ、今後1年ごとの更新で5年を目安としてお互いが連携・協力をしていくというもの。第1弾として12月1日から2月29日までの3カ月間、機内食や空港ラウンジで三重県産の食材を使った料理や日本酒などを提供する。