伊勢市出身でアテネオリンピック女子マラソン金メダリスト野口みずきさんの名前が冠についた「野口みずき杯お伊勢さんマラソン」が12月3日・4日、三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)周辺で開催されている。
今年から野口さんの名前を冠にした同大会には2日間で約1万2000人がエントリーしている。3日はウオーク(約6キロ)とバリアフリーラン(約1.7キロ)、4日はハーフマラソン(21.0975キロ)、5kmラン(約5キロ)が予定されている。
3日に参加した同大会会長を務める野口さんは参加者とハイタッチするなど触れ合い、終始リラックスした様子で大会を見守った。「国際障害デー」でもあるこの日、身体の不自由な人たちのための競技種目「バリアフリーラン」が今大会から新設され、野口さんがスターターを務めた。
野口さんは「私の名前が冠に付いたマラソン大会が地元で開かれることになってとてもうれしい。いつまでも続く大会になってほしい。今年からバリアフリーランも始まったのでさらに多くの人に参加してほしい」と話す。
野口さんは、厚生小学校(同一志町)、厚生中学校(同一之木)、宇治山田商業高等学校(黒瀬町)を卒業。2002年名古屋国際女子マラソンで初優勝、翌年の大阪国際女子マラソンでも優勝を果たし、2004年のアテネ五輪で金メダルを取った(2時間26分20秒)。今年4月に現役を引退、7月に地元猿田彦神社(同宇治浦田)で結婚式を挙げ現在は、夫婦で上海に住んでいる。