アニメの舞台になった里山の再生活動に参加者続々

綺麗になった虎尾山(清掃後)

綺麗になった虎尾山(清掃後)

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 NPO法人「自利利他(じりりた)」(伊勢市本町6、TEL 090-3309-4782)が手掛けている虎尾山(伊勢市尾上町)の再生活動に、全国各地の若者がボランティア活動に続々と訪れており、同NPO関係者は想像した以上の反響に驚いている。

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 今年5月に設立された同NPOは、地域の人に対して話し合いの場を提供し、助け合いを実行することで、対話型のまちづくりを進めていこうと活動している。

 虎尾山は、伊勢市出身の作家=橋本紡(はしもとつむぐ)さんの恋愛小説「半分の月がのぼる空」の舞台にもなっている場所で、同小説全6話が2006年1月からテレビアニメ化されたことから、ファンの間で話題になっていた。

 そこへ、同市出身者が運営するブログ「虎尾山再生計画」を見たファンが、荒廃した山の事実を知り、再生活動を行っている同NPOの活動に協力しようと参加し、千葉や佐賀など県外からもボランティアが訪れるようになった。8月には橋本さん自身も清掃に訪れ、地元住民、通行人、小中校生、市職員、ボランティア団体など参加者は次第に増えているという。

 代表の山本雅則さんは、「10月からテレビ東京系で同小説が実写ドラマ化されることが決定したことで、さらに全国からボランティアが急増する可能性がある。小説、アニメファンの方々の存在なくしては、ここまで勢いよく進む事は出来なかった。同活動が地域を見直すきっかけになれば」と話している。

NPO法人「自利利他」橋本紡さん公式サイト「半分の月がのぼる空」公式サイト

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