伊勢志摩の中高生21人が8月7日、三重県営サンアリーナ(伊勢市朝熊町)で「安心・安全」をテーマにした英語によるスピーチコンテストで熱弁を披露した。主催は米国の認証機関Underwriters Laboratories Inc.(UL)の日本法人であるUL Japan(伊勢市朝熊町)。
2007年からスタートし今回で5回目を迎えた同コンテストは毎回、「安心・安全」をテーマに行われている。
発表者は約3~5分間に、思い思いの経験や考えの中から「安心・安全」について発表。中高生の視点から見つめ、東日本大震災に関することや食についての問題などを切り口に「安心・安全」について見つめ直した。
同社の山上英彦社長は「本スピーチを通して『安心・安全』についての理解を深め、グローバル化が進む今日において世界の共通語である英語によるコミュニケーション能力、自己表現能力の向上の機会が提供できれば」と趣旨を説明する。
中学生の部、最優秀賞=工藤美雪さん(倉田山中3年)、優秀賞=高木星和さん(豊浜中3年)、敢闘賞=宇田爽華さん(宮川中学校3年)、審査員特別賞=中川比呂斗さん(倉田山中1年)、高校生の部、最優秀賞=加藤茉衣さん(伊勢高3年)、優秀賞=田野リカルドさん(伊勢まなび高2年)、敢闘賞=山際麻紀さん(宇治山田商業高3年)が受賞した。
高校生の部最優秀賞の加藤さんは、部活動でのキャプテン経験を通してチャレンジ精神、責任感、他人への思いやりを持つことが「Safety Zone」の広がりにつながることを説明。「勇気を持って踏み出そう」と聴衆に呼び掛けた。