志摩半島の一部で大崎半島のほとんどを占める広大な敷地を有する「合歓の郷（ねむのさと）ホテル＆リゾート」（志摩市浜島町、TEL 0599-52-1111）は9月17日、その広大な自然環境を宿泊客に、より体感してもらおうと「ホテル合歓」の客室の一部をリニューアルした。

「Before」ホテル合歓のリニューアル前の部屋

　伊勢志摩国立公園内に立地する同施設の面積は、東京ドーム約62個分にあたる約300万平方メートル。入り組んだ入り江が数多くある英虞湾に面する半島一帯に、ホテルやゴルフ場、マリーナ、テニスコート、音楽施設、温泉館、水生植物園などを備える滞在型の総合リゾート施設として1967（昭和42）年に誕生した。

　同ホテルは1969（昭和44）年に開業、その後1990（平成2）年に大規模なリニューアルを実施し、ユニバーサルルームを含む和室タイプ中心の全60部屋を有する宿泊施設。

　同社広報担当者は「今回、英虞湾が一望できる海側の4部屋を洋室タイプにリニューアル。それぞれの部屋を『大地』『緑』『真珠』『海』と名付け、テーマに合わせたアートワークでまとめ、ラグジュアリーで落ち着きのある客室に仕上げた。510×180センチの大きなガラス窓からの自然豊かな森と海の眺望を最大限に生かした」と説明する。リニューアルに合わせ、ミキモトコスメティックスのバスアメニティーやドリームベッド社製140センチワイドのベッドなどを採用した。1泊2食付き大人1人分の通常料金は2万5,000円～（1室2人利用）。

　現在、「リニューアル記念宿泊プラン（1泊2食付き）」として、温泉館入浴券やウエルカムドリンク、移動用カート（ランドカー）1日利用券（通常6,000円を400円）と4種類のアクティビティー券などが付く「4つの贈り物 クローバープラン」を2万円～2万3,000円（11月30日まで）で、さらに宿泊料金が半額以下になる1日1室限定「客室リニューアルモニタープラン（1泊2食付き）」を1万2,000円～1万5,000円（10月31日まで）の価格で販売している。

　同施設内では、10月8日～10日の3日間「オータムサンクス3Days」として、「大声コンテスト」「サンマを炭火で食べる会」「マグロの解体ショー」「ライブミュージック」などのイベントを開催。伊勢志摩キャンペーンの一環として、9日には同施設と周辺地域の景観を楽しみながら歩く「里海・里山ウオーク」、9・10日にはアマチュアバンドやおやじバンドによる「アマチュアバンドコンテスト」なども開催する。

　「秋が一層深まり涼しくなり過ごしやすくなったこの機会に、ぜひご利用いただければ」（同社広報担当者）とも。