伊勢神宮内宮のそばにある宿泊施設「神宮会館」(伊勢市宇治中之切町、TEL 0596-22-0001)で4月14日から、小笠原流礼法伊勢教室が開催される。11月までの計7回を予定。
同館は、第59回神宮式年遷宮の付帯事業として、神宮参拝者の利便性を図るための宿泊施設として1952(昭和27)年秋に竣工。和室=50部屋、洋室=4部屋、収容人数290人。会議室や大講堂のほか、敷地内には「神宮相撲場」「神宮弓道場」「神宮ばら園」がある。運営は伊勢神宮崇敬会(同)。
今回で10回目になる同教室は、これまで延べ1000人以上が受講した。弓馬術礼法小笠原流の小笠原清忠31世宗家が直々に基本動作や参拝などの作法を伝授する。11月17日の最終の講座では同館で昼食を取りながら食事作法について学ぶ。
同館担当者は「同礼法の教えは、相手を大切にする心であり、心遣いを『作法』により表す。社会で生活していく上で欠かすことのできない『作法』を学び、日本人として清く美しい暮らしを見つめ直すきっかけになれば」と話す。
2回目以降の開催日は5月12日、6月2日、7月14日、8月11日、10月20日(以上、13時~15時)、11月17日(12時~14時)。各回の受講料は、一般=2,000円、伊勢神宮崇敬会員=1,000円、11月は食事代として1,500円加算。