伊勢志摩の観光と平和を守るローカルヒーロー「観光戦隊イセシマン」は4月22日、能登半島地震で被災した子どもたちをねぎらうため、輪島市の児童センターに出動する。
「観光戦隊イセシマン」は2004年、「イセレッド」「トバブルー」「シマイエロー」の3人編成で、地元伊勢志摩を愛する心をはぐくむために結成。2006年2月に発売された単行本「ローカルヒーロー大図鑑」(水曜社)にも紹介されている。近隣の保育園や地元のイベント、祭りなどにもショーの披露などボランティアで活動し、子どもたちからの人気も高い。
今年3月25日9時42分、石川県能登半島の沖の日本海で発生したマグニチュード6.9の地震「能登半島地震」で、家屋の被害が最も多かったのが輪島市。その輪島市災害ボランティアセンターからの要請もあり、今もなお仮設住宅や避難所での生活が続いている子どもたちに元気を出してもらうためにショーの披露などで慰労する。
そのほか、鳥羽市社会福祉協議会や鳥羽市健康福祉課の職員からの義援金をボランティア活動支援金として携えるほか、鳥羽市かもめ幼稚園とNPO「子育て応援0123サークル」から預かった約80冊の絵本も寄付するために持ち込むという。
同市社会福祉協議会の前田康裕さんは「震災で精神的にも体力的にも弱っている子どもたちに、少しでも元気が戻れば」と話している。