11月8日~10日の3日間、「近鉄賢島カンツリークラブ(6506ヤード、パー72)」(志摩市阿児町)で全米女子プロゴルフ協会(LPGA)公式戦「ミズノクラシック」が行われ、台湾出身のテレサ・ルー選手が初優勝を飾った。
2013年優勝はテレサ・ルー選手「ミズノクラシック伊勢志摩」
第1回大会から数えて41回目、賢島CCに移ってから8回目となった同大会、3日間で延べ1万2344人のギャラリーを集めた。歴代のチャンピオンは、2006年カリー・ウェブ選手(豪)、2007年・2011年上田桃子選手、2008年・2010年申ジエ選手(韓)、2009年宗ボベ選手(韓)、2012年ステーシー・ルイス選手(米)。
最終日、日本海の低気圧から伸びる寒冷前線の通過により大気の状態が非常に不安定になったことから天気は強風を伴いながら午前中は曇りから雨で、ホールによっては10メートル以上の強風が吹き選手を苦しめた。前線が通過した午後からは一転、爽やかな青空が現れる天気となった。
ルー選手は初日5バーディー3ボギーの2アンダーで回り、1位の大山志保選手と2打差11位タイの位置。2日目4バーディーノーボギーの4アンダー、1位の大山選手、比嘉真美子選手、一ノ瀬優希選手の8アンダーに2打差6位タイと優勝を狙える位置をキープ。最終日9バーディー1ボギーの8アンダーでフィニッシュ。12アンダーのチェラ・チョイ選手(韓)、最後まで諦めなかった比嘉、一ノ瀬選手(10アンダー)を振り切り逆転優勝を飾った。
ルー選手は「(初優勝まで)長い8年間だった。この大会に関わってくれた多くのボランティアの皆さんや大会関係者に感謝。今日は風が強かったが運もあった。風も味方にできた(笑)」と笑顔で答えた。ルー選手の首には八咫鏡(やたのかがみ)をデザインした真珠のネックレス(志摩市提供)が輝いていた。