皇紀2674(平成26)年旧暦の3月11日にあたる4月3日、伊勢神宮内宮(ないくう)で「神武天皇祭遙拝」が執り行われた。
伊勢神宮で神武天皇祭・遥拝式に神職ら50人以上が深い祈りを捧げた
古事記、日本書紀に登場し日本の初代天皇とする神武天皇が崩御された日(神武天皇76年)に、宮中の皇霊殿で「神武天皇祭」が行われるにあたり、伊勢神宮でも遙拝式を行う。
2月11日の「建国記念の日」は神武天皇が即位した日として国民の祝日になっているが、かつて「神武天皇祭」も国民の祝日の一つだった。式年遷宮で新しくなった伊勢神宮への参拝のために先月25日~28日まで伊勢を訪問した天皇陛下は神武天皇から数えて125代目にあたる。
この日、鷹司尚武大宮司をはじめ高城治延少宮司ほか神職ら50人以上が五十鈴川に向かって八度拝を行い、神武天皇への深い祈りを捧げた。