三重の代表的な祭りとして知られる志摩市浜島町の「伊勢えび祭」が6月7日、浜島海浜公園(浜島町浜島)一帯で開催される。当日は、祭りの様子を松阪ケーブルテレビ(松阪市)が生中継し、志摩市、伊勢市、鳥羽市、南伊勢町、玉城町、度会町と同ケーブルテレビ放送エリアで一斉放送する。
伊勢志摩に夏の訪れを告げる風物詩となった同祭は、伊勢エビに感謝し大漁を祈願する祭りとして1961(昭和36)年から開かれ、今年で54回目を迎える。夕方から夜の時間帯が祭りのクライマックスで、巨大伊勢エビみこしが会場を練り歩き観客も入り交じり総踊りが繰り広げられ、会場が一体となる。
同祭の生中継は今回で2回目。「昨年、開局10周年記念番組として初めて生中継したところ、祭り会場に行くことができない高齢者や見に行ったことがない人たちから好評だった」(同社)ことから今年も実現した。当日は、カメラ4台とスタッフ17人を総動員して、じゃこっぺ道中踊り連のスタートからフィナーレまでを放送する。
同社カメラクルーの東川清加さんは「祭りは会場で楽しむのが一番だが、なかなか浜島まで行けないという人たちに伊勢えび祭の華やかさや熱気、迫力が伝えられるようにスタッフ一丸となって頑張りたい。今回はフィナーレの花火まで放送予定なので見逃せないポイント盛りだくさん。生放送で祭り気分を楽しんでいただければ」と話す。
祭りは14時~21時。会場では「伊勢志摩うまいもん市」なども開かれる。雨天の場合8日に順延(8日が雨の場合は中止)。生中継は18時30分~21時30分。後日、2時間に再編集し、6月15日・22日・29日の12時~、22時~の時間帯で再放送する。