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「MY農家」を提案-三重のローカル誌「NAGI」で「つながるレストラン」特集

「MY農家」を提案-三重のローカル誌「NAGI」で「つながるレストラン」特集

「MY農家」を提案-三重のローカル誌「NAGI」で「つながるレストラン」特集

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 三重のローカル季刊誌「NAGI(凪)」58(秋)号、三重県内の書店などで発売され、食材の生産者と密につながる飲食店「つながるレストラン」を特集している。発行は「月兎舎(げっとしゃ)」(伊勢市馬瀬町)。 

三重のローカル誌「NAGI」で「つながるレストラン」特集

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 「今日一日、何を食べたか?朝昼晩の食事の中に産地や生産者の顔が浮かぶものがいくつあるか?」と同誌の坂美幸編集長は問い掛ける。創刊以来、経済の地域循環を呼び掛けてきた同誌。今号では食材の生産者や産地と直結し料理のおいしさや美しさだけでなく、安心・安全にもこだわった三重県内の飲食店10店と農園などを営む生産者16人を紹介。

 広域伊勢志摩圏内では、フレンチレストランの「カンパーニュ」(伊勢市勢田町)、肉料理カフェ「まつもと」(多気郡多気町)の2店をピックアップする。カンパーニュの東健夫シェフは熊野市出身。「岩崎魚店」(尾鷲市)から魚の入荷情報が入ると自ら車で仕入れに向かう。ふるさとへの感謝の気持ちが料理に添えられている。まつもとは松阪牛の生産者「松本畜産」(同)の松本一則さんと妻のしのぶさんらが6次産業化へのチャレンジとして昨年開いた飲食店。

 2007年から三重県東員町に住み農業を主にしたマーケティング指導と食育教室などを行う吉澤俊昭さんと坂編集長との対談に8ページを割いた。「消費者の無関心が危ない食品をまかり通している」と坂編集長。吉澤さんは「食は未来の自分への、また未来を担う世代への投資。少し前に『MY箸』ブームがあったが、『MY農家』を持つという意識に及ぶ消費者にならなければ」と訴える。

 そのほか、ダウン症の人たちのための創作空間を運営する「アトリア・エレマン・プレザン」(志摩市大王町)や昨年夏に行われた第62回神宮式年遷宮お白石持行事で写真家の松原豊さんが撮影した写真「伊勢の町衆」11点を紹介する。

 価格は700円。

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