伊勢市出身の国際ライダー・稲垣誠選手が11月1日・2日、鈴鹿サーキット(鈴鹿市)国際レーシングコース(1周5.821キロ)で開催された第46回 MFJグランプリ スーパーバイクレース in 鈴鹿「MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ」最終戦に出場し2位表彰台に上った。
ゼッケン6番の稲垣選手は「アケノスピード・MICレーシングチーム」から同シリーズST600クラスに全6戦をフル参戦。昨年は2009年モデルのYAMAHA 4ストローク600ccバイクYZF-R6だったが今年は2014年の最新モデルで戦った。
1日の予選レースで稲垣選手は1周を2分25秒832で走行し、2日の決勝レースを4番グリッドからスタートすることに。ウエット宣言が出され2周減算の10周でのレースとなった決勝レースは、2周目に大崎誠之選手(伊藤レーシングGMDスズカ)がトップに躍り出ると、稲垣選手も抜け出し2番手に付けた。稲垣選手はテールトゥーノーズで大崎選手を追う展開を繰り広げたが及ばず、総合ラップ23分4秒450でフィニッシュ。大崎選手は稲垣選手に5秒240引き離し、22分59秒210で優勝を果たした。
これまでの戦績は、1戦、2戦(大分・オートポリス)を8位と7位、3戦(栃木・もてぎ)16位、4戦(宮城・SUGO)リタイア、5戦(岡山)5位。今回の最終戦(鈴鹿)を2位で決め、総合ランキング35台中7位(計73ポイント)でフィニッシュ(昨年の総合ランキングは6位)。今シーズンの年間総合優勝を決めたのは、優勝2回計117ポイントの小林龍太選手(埼玉県、ミストレーサwithHARC-PRO.)。
稲垣さんは「地元での最終戦だったので、今回は機材などにお金を掛けたこともありまずまずの成果を出すことができた。レースへの参戦は、プライベーターとしてどこまでやれるかの挑戦でもあるので、今回の結果はチーム全体としても十分評価でき、次につなげる自信になった。来シーズンも挑戦していきたいので引き続き応援よろしくお願いします」と話す。
今シーズン「アケノスピードレーシングチーム」は、奥野翼選手と田中歩選手も参戦。奥野選手は今大会で11位(23分35秒448)、総合ランキング37ポイントで16位、田中選手は今大会13位(23分35秒776)、総合ランキング24ポイント20位とそれぞれ健闘した。(同チームは17チーム中総合7位)。