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志摩高校美術部が空き店舗利用し駅前ギャラリー、女子部員が駅前を元気に

志摩高校美術部が空き店舗利用し駅前ギャラリー、女子部員が駅前を元気に

志摩高校美術部が空き店舗利用し駅前ギャラリー、女子部員が駅前を元気に

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 三重県立志摩高校(志摩市磯部町)の美術部の生徒たちが現在、近鉄鵜方駅前にある鵜方ファミリープラザ(同市阿児町)2階の空き店舗を利用しギャラリーを開設、7日間だけの作品展を開いている。

志摩高校美術部・特設駅前ギャラリー

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 同部はこれまで年に一度、自分たちの作品を発表する場として志摩市が運営する「大王美術ギャラリー」(同市大王町)などで作品展を開催してきた。今年はさらに多くの人に見てもらいたいという思いと、年々寂しくなってきている駅前を高校性の力で元気にしたいと、「駅前ギャラリー」を自分たちで一から作り上げた。

 現在同部員は、2年生4人、1年生6人の計10人で全員が女子部員。駅前ギャラリーを開設するに当たり、テナントオーナーに企画を持ち込み交渉し、承諾を得て、また内装費用などは地元企業から協賛金を集め、今年7月から自分たちだけの内装工事をスタートさせた。部員たちは、夏休みや土曜・日曜を返上し、壁を作ったり、ペンキを塗ったりしながら初めての内装工事を約6カ月間掛け行い、今回の展覧会に間に合わせた。

 展示作品は、S50号の大きなサイズの絵画や龍(りゅう)の立体作品、猫が網を破って飛び出しているように見える半立体作品など全36点。中には来年開催される「第39回全国高等学校総合文化祭」滋賀大会に三重県代表作品として出品を予定している清水千奈さんが作った鳥の立体作品「マーサの夢」も展示している。

 副部長で2年生の久保萌華さんは「全部自分たちで作ったギャラリーも作品の一つ。ギャラリーにたくさんの人が来てくれることで、駅前がにぎやかになれば。少しでも地域のためにお役に立てればと思う。大変だったが頑張ったので、たくさんの人に足を運んでもらいたい」と呼び掛ける。「7日間だけでギャラリーを終わらせてしまうのは惜しいので署名活動してギャラリー公開期間を延長してもらえるように交渉しようか?と今はみんなで話し合っている」とも。

 同校美術部顧問の平野太一教諭は「一昨年は三重交通の車体に絵を描いたラッピングバスを、昨年は志摩市商工会が発行する商品券をデザインした。地域の企業さんの協力を得ることで生徒たちは、社会との関わりを深めて成長している。生徒たちの活動や作品を通して、地域を元気にすることができればうれしい」と話す。

 開催期間は12月23日~27日、2015年1月4日~5日、9時~17時(1月5日は12時まで)。

伊勢志摩経済新聞VOTE

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