皇学館大、非常勤講師に竹田恒泰さん この春から現代人権論教える

皇学館大、非常勤講師に竹田恒泰さん この春から現代人権論教える

皇学館大、非常勤講師に竹田恒泰さん この春から現代人権論教える

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 伊勢神宮と関わりの深い皇學館大学(伊勢市神田久志本町)の現代日本社会学部の必修科目に当たる「現代人権論」(前期)と「日本国家論」(後期)を、竹田恒泰さんが非常勤の講師として担当する。

【その他の画像】竹田恒泰さん皇学館大学で「現代人権論」講師に

 4月19日、レギュラー出演するテレビ番組「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)と自身のブログで一般女性との結婚を発表したことで話題となっている竹田さんは、明治天皇の玄孫(やしゃご)。憲法学・史学が専門で、作家として多くの著書を持つ。2006年に書いた「語られなかった皇族たちの真実」(小学館文庫)は第15回山本七平賞を受賞。全国17カ所で開催する「竹田研究会」を含め年間200回以上の講演活動を続けている。2007年~2014年は慶応義塾大学大学院の非常勤講師を務めた。

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 竹田さんは、毎週火曜の2限目(10時40分~12時10分)の授業を担当する。同14日の1回目の授業はガイダンス的な内容と自己紹介などを話し、2回目となった21日から「現代人権論」の授業に入った。冒頭で「民主主義の良いところ悪いところ、光と影を見なければ本質がわからない。民意を組み上げるだけで疑わないところをあえて疑ってみる。そこを考えるところが大学である」と話すと、フランス革命の真実について講義した。

 講義では「民主主義の原点ともいえるフランス革命では約80年間で(当時フランスの人口約3000万人)約60万人も死んでいる。今では当たり前のように思う『民主主義』という言葉も当時はいかがわしいものとして扱われていた」と学生たちに投げ掛け、そのほかルイ14世の「朕(ちん)は国家なり」の言葉を例に出しながら、ぜいたくな生活をしてきた他国の国王に対して、日本の歴代天皇は誰一人ぜいたくな暮らしをしていない。第16代仁徳天皇が人家のかまどから煙が上っていないことに気づき3年間、税を免除し自らも質素な生活をした逸話を紹介。そのことがその後の歴代天皇の模範となって今の日本国家があると解説。学生たちは熱心にノートにメモを取っていた。

 4月から同学部の学部長に就任した新田均教授は「『現代人権論』と『日本国家論』はこれまで僕が担当していた授業だが、僕がこの春から学部長になったので(忙しくなるため)、適任者を探していた。とても大切な授業なので誰でもいいというわけにはいかなかった。竹田先生が竹田研究会のメンバーと共に伊勢を訪れる際、何度もお会いしていて、その会で一度僕が講師を務めたことがある間柄から、お願いしたところ快諾いただいた」と経緯を説明する。

 文学部国文学科2年の鎌田佳織律さんは「テレビに出て有名な竹田先生のお話を目の前で聞くことができるのでとてもうれしい。授業もとても面白い」と感想を漏らす。竹田さんは「皇學館大学は伊勢神宮と関わりが深い学校。天皇は常に国民のことを思い祈っている。その『祈りの場』『祈らせる場』が伊勢神宮であるということを今後の授業で伝えていきたい」と思いを込める。