アメリカの製品安全試験・認証機関(Underwriters Laboratories Inc.=UL)の日本法人ULジャパン(伊勢市朝熊町)は7月28日、「安全・安心な社会」をテーマにした英語スピーチコンテストを県営サンアリーナ、レセプションルームにて開催する。
同社は、ULの日本法人として、25カ国以上に広がる「ULグローバルネットワーク」を活用し、日本のSマークや北米市場向けのULリスティングから、欧州のGSマーク、CEマーキングや中国のCCCマークまで幅広い適合性評価サービスを提供。世界各国のEMC・電波規制に対応した EMC測定・評価サービス、ISOなどのマネジメントシステム審査登録サービスを提供している。
同コンテストは、身近な製品の事故や、食品の信頼性低下など「安心・安全」への関心が高まる中、「安心・安全」に関する同社の企業ミッションの実現と地域貢献の一環として開催。開催を通して、子どもたちの「安心・安全」への意識向上のきっかけと、グローバル化が進む日本で世界の共通語である英語の重要性を考え、英語コミュニケーション能力、自己表現能力向上の機会を提供することを目的にしている。
1回目となる今回は、伊勢本社でのトライアルという位置づけで、大会の結果をもとに、今後の展開に向けて検討していくという。 コンテスト参加者は伊勢市内の中学生15人、南勢地区の高校生7人。
現在、同社の従業員数は480人。うち外国人比率は1.5%で、アメリカ本社との会議や商談など、英語のコミュニケーション能力が要求されている。同社は4月26日、社名を「ユーエル エーペックス」から「UL Japan」に変更し、7月1日、新社長を上島憲さん(現相談役)から山木浩さんに交代したばかり。