「絵かきの町・大王美術ギャラリー」(志摩市大王町)で現在、大王町在住、夫婦で画家の瀧泰子さんと瀧勇さんの絵画展が開かれている。
泰子さんは大阪市生まれ、勇さんは池田市生まれ。共にレアラ・ロンドン美術研究所で学び、2004年に仏「ル・サロン展」へ出品した泰子さんの作品が入選。2003年にアトリエを大王町波切に開き、2008年に同町船越にギャラリーを開設。当時奈良県にあった住居を手放し、2011年春から移住。創作活動と共に子どもたちに絵の描き方などを教えていた。
同展は、二人が50年間に描いた全48点の作品を展示。泰子さんは「海へのあこがれが強くて志摩に『終の棲家』という思いで移住を決めた。たまに訪れる時だけでは気付かなかったが住んでみると日々の海の変化、きらきらした輝き、太陽の光…毎日発見があった。海女との出会いはとても刺激的で創作活動をかき立ててくれる。もっと早く海女に出会っていたら…とまで思う」と話す。「志摩が好きで移住した私たち夫婦の思いを感じていただければ」とも。
開館時間は9時~17時(最終入館は16時30分)。火曜・水曜日休館(祝日の場合は開館)。