「伊勢パールピアホテル」に和食店-観光客見込み料理充実へ

和食店「海」カウンター席。銅板を青く変色させた青銅板で海をイメージ。中村成裕料理長。

和食店「海」カウンター席。銅板を青く変色させた青銅板で海をイメージ。中村成裕料理長。

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 伊勢パールピアホテル(伊勢市宮後2、TEL 0596-26-1111)は10月、1階レストラン「イルマーレ」をリニューアルし、新たに同ホテル2階に和食店「海」を開店した。

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 同ホテルは1999年3月、JR・近鉄伊勢市駅から徒歩2分、近鉄宇治山田駅から徒歩5分の場所に、主にビジネスユースの宿泊施設として開業した。1階「イルマーレ」で和洋食メニューを提供、毎年5月~9月に期間限定で「鮑フェア」を開催し、「会席あわび」「あわびディナー」は5,500円でアワビ1匹が付くことから地元客にも人気を集めていた。

 新たにオープンした和食店「海」は、海をイメージし銅板を青く変色させた青銅板をカウンターに配置し、店舗デザインのアクセントにしている。カウンター=6席、テーブル=44席、8人~20人が利用できる個室を備える。刺身などの1品料理のほか「お造り膳」「天ぷら膳」「焼き魚膳」(各2,500円)、松阪肉などのメニューがある。一番の「人気メニュー」は、和具漁港(志摩市志摩町)から脇支配人自ら直接仕入れている新鮮な伊勢エビ(約180グラム)丸々1匹を使った「会席 伊勢海老」(5,500円)だという。

 洋食店「イルマーレ」には新たにグリルコーナーを設け、和具産の魚介類や松阪肉などを使用した洋食メニューを充実させた。和具産の伊勢エビを1匹使った「伊勢海老ディナー」(5,500円)も来年4月30日までの期間限定で提供している。

 新たに和食店をオープンした理由として、脇俊弘支配人は「手狭になり、作業効率が悪くなったことと、伊勢神宮式年遷宮に向けて観光客の増加が見込まれることから、ビジネスユースでの利用者以外の観光客にもアプローチするため、料理メニューの充実を図り、観光客にも選んでもらえるホテルになるため」と話している。「地元の人にも気軽に来てもらえれば」(脇支配人)とも。

 営業時間は両店ともに17時~21時30分。定休日は、「海」=日曜、「イルマーレ」=月曜。

伊勢パールピアホテル

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