2月23日開通の「新名神高速道路」内、「土山サービスエリア(SA)」(滋賀県甲賀市)に、伊勢の磯揚げの「まる天」(伊勢市二見町)と、手づくり豚まんの「ウァン」(同)の両店舗がオープンした。
1989年創業の「まる天」は、魚のすり身などを油で揚げる磯揚げ(はんぺい)をおかげ横丁内宮前店などでテイクアウト販売し人気を集める店。今回の出店は21店舗目。1998年創業の「ウァン」は豚まんや餃子など中華点心を中心に、同じくテイクアウト販売、同店で7店舗目。共に1955年創業の真珠漬本舗(同)子会社。
土山SAは甲賀市や近江鉄道(滋賀県彦根市)などが出資する第三セクター「土山ハイウェイサービス」(滋賀県甲賀市)が運営。浜名湖SA(東名高速)と同じ上下線集約タイプで、SAの大きさは西日本最大規模(東京ドーム約7個分)、駐車場面積規模では足柄SA(東名高速)の次に大きい(上下線合計で小型車=176台、大型車=156台)。レストラン「近江三昧 土山」(95席)、ラーメンや牛丼、カレー店が出店するフードコート(122席)、コンビニ「セブンイレブン」などが入る。
「まる天」は東名、名神、伊勢湾岸道など高速SAへの展開を加速、同店のSA店としては10店目になる。2月8日には、関ドライブイン(鈴鹿郡関町)に出店する「まる天」「ウァン」の店舗をリニュアルしたばかり。真珠漬本舗営業部築山秀司課長は「新名神の開通で経済効果が波及されれば」と期待を寄せる。
同2店舗の運営は共に近江鉄道。営業時間は8時~20時。
「新名神高速」開通で伊勢志摩-京都間短縮、観光需要増に期待(伊勢志摩経済新聞)伊勢・磯揚げ「まる天」手づくりぶたまん「ウァン」新名神高速道路