志摩スペイン村パルケエスパーニャ(志摩市磯部町)が2月11日、春の営業「スプリング フィエスタ」を始めた。
【その他の画像】志摩スペイン村に設置された周央サンゴさんの等身大パネル
同パークは、春の営業の広報大使(アンバサダー)として、「ANYCOLOR」(東京都港区)が運営するバーチャルライバープロジェクト「にじさんじ」所属のVチューバー(バーチャルライバー)の周央サンゴさん(通称ンゴちゃん)を起用。周央さんとコラボしたスタンプラリー(1冊1,500円、チュロス付き)や、カンブロン劇場で上映しているアニメーション「空とぶドンキホーテ」に周央さんの音声を乗せた「周央サンゴと見る空とぶドンキホーテ」を新たに上映。そのほか周央さんとのコラボを記念し、オリジナルグッズの販売や、サンデーやワッフル、カフェラテなど飲食店メニューを用意した。
同パーク広報担当の足立康さんは「初日の土曜は普段3000人のところ7000人に、日曜も4000人の来場者で2日間の来場者数が1万1000人になった。またンゴちゃんが世界一おいしいと言ってくれたチュロスは昨年の春の営業初日の売り上げが40本だったのに対して1000本が売れた。ンゴちゃんグッズを買い求める人やンゴちゃんと写真が撮れるプリントシール機には長い行列ができていた」と話す。
同パークの粕本源秀専務は「Vチューバーサンゴさんとのコラボは、マーケティングの見直し。これまでは近鉄沿線の東海・関西エリアの人を対象にしていたがサンゴさんのファンはネットを通して全国にいて10代から20代の若い人が中心。志摩スペイン村をアピールできる機会になるのではと思い実験的な取り組みとして実施する。リアルとネットの融合、マーケティングエリア拡大を通して集客増を目指したい」と期待する。
一方、月曜の13日のツイッターには来場客から「安心してください!志摩スペイン村の混雑具合戻りました」と投稿があり、それに対して「雨だからか、平日だからか、よし、行くわ」「良かった~」などとリプライがついていた。
足立さんは「いい意味で皆さん、愛を持って志摩スペイン村のことをいじってくれている。ンゴちゃん効果に期待し、多くの人に志摩スペイン村を知っていただく機会になれば」とほほ笑む。
「スプリング フィエスタ」は4月2日まで。